話題:ホントはね、


昼前に九十九里に着いた神田

台風情報のせいか、連休なのに海を見に来た人は1人も居らず、エンジン付きのパラグライダーだけが大きな音をたてて飛んでいた

この時間はまだ快晴でね、台風がやってくるのは波の高さでわかったけども、本当に首都圏を直撃するのか半信半疑だったよ

そしてゲコリン部長の別荘へ

俺の姿に気づくと部長が抱きついてきた(笑)

「よく来てくれた、サンキュー!」って

男1人で心細かったのかな(^^;)

自分のうちの別荘なんだから我が儘放題仕切ればいいのにさ、女子にはガツンと言えない性格なんだよね

うちの部の女なんて岩だと思えばいいだろ?といつも言ってるんだけど、神田周辺の男は部長に限らずどーも皆さん女に甘いんだよ(>_<)

神田は嫌われたって何とも思わないからガツンガツン言っちゃう

だが1人だけ強く言えない女が‥

いや、強く言う必要がないんだな

今年入部してきた3年生の女

その名をエリという

彼女は珍しく神田と考え方が似てる女でね、実はこのエリピョンから「部長が困っています。助けてあげよう神田マン!」とメールが来たため重い腰を上げたのだ

部長メールだけだったら「俺が意図的に潰した企画をお前が生き返らせたんだろ?だったらテメエでやれよ」と言ってまだ寝てるとこ

本当に困った事が起きれば夕方には来たかも知れないけどね

神田、男にも厳しいで有名(^^;)

だけどこういうことを言ってしまう神田に割といつも同調してくれるのがエリピョンでね

気持ちをわかってくれる友達がやっとできたのだが、それが女だというのが残念でならない



つづく