話題:パーティー


今日は御曹司の親の招きで、真珠婚パーティーというものに出席する筈だった神田です

このパーティーのためにネクタイと靴を買う予定だったのだが、時間がなくて買いに行けず、取りあえず妹の身なりだけはちゃんと整えて、2人で会場に乗り込んだ

ところが、あまりの人の多さにびっくりしたのか、妹の調子がちょいと悪くなっちまったのだ

人に酔ったような感じ

それで外の空気を吸わさなきゃいけないと思って、一応来たけど最悪の場合は帰る旨の連絡を御曹司にしたらだね、御曹司だけでなく御曹司の妹と親父さんが走って出てきてくれたよ

おじさんまで出て来なくていいから!と言いたかったのだが、パーティーが終わった後に何やら俺に話があるらしかった

〜中略〜

新鮮な空気を吸ったら妹は回復し、御曹司の妹が一緒に居てくれることになり、俺はパーティー中は外をプラプラしてて、その後御曹司とお父ちゃんにホテルの部屋に連れて行かれた

そこで結構凄い話を聞かされたよ

御曹司はこの春大学を卒業し、親父のホテルの関連会社に就職したのだが、数年後にはホテルオーナーとしての教育を本格的に始めたいってな話だった

まあな、そんなの当たり前の話で、日本ではこういう世界も世襲なのだなと改めて認識したぐらいで‥

そんなような近い将来の話が続いたあとに、「ここからが本題なのだがね」とお父ちゃんが真剣な顔で言ったよ、俺に息子のサポート役になってくれないかと

俺にホテルマンになれってこと

ホテルマンとは言ってもボーイではなく、経営にタッチするポジションを用意してくれるんだとよ

まあ御曹司はいまいち頼りないから親が心配するのもわかる

それに反主流派の力が大きくなりつつあって、世代交代時にクーデター的な出来事が起きるかも知れないとも親父さんは言っていた



一応話だけは聞いて帰ってきたんだけど、沢山のごちそうを食べられると思って楽しみにしていたのにさ、全然食べられなかったよ(;_;)

カトパンクラスの有名人がいたかどうかも全く不明で‥

親父さんに「今度またキャンプしようよ」とは言われたが、遊びの話なんてどうだっていい!ってな気分

そんな人の人生を左右するような話をするなら、美味い物腹いっぱい食わしてからにしてくれよ、と思った

今日の昼飯はスーパーで買ったサンドイッチだぜ

「お腹は空いてないかい?」とも聞かれなかったし

自分達のホテルのことしか考えてねーのかコンニャロメ

まあ妹の調子悪くなったのが誤算だったが、妹は高級なホットケーキのようなものを食べさせてもらったんだよ

なんかまとまりのない記事になっちまった

貴重な休みを楽しく過ごせなかった後悔だけが残る