話題:えっち。


【前回までのうらすじ】

大雨の日、転けてパンツまで濡らしたせいでバスタオル姿で寝てしまった神田であった
(アルコールパワーを読んでから来てね)



目を覚まさなければよかった

すぐにはこの状況が理解できなかったから

バスタオルは確かスカートのように俺の下半身に巻かれていた筈

なのに目の前に、服の上からバスタオルを巻いた女が横たわってるんだよ

その女の正体はわかるけども、何故俺のバスタオルを巻いてるんだろう

まだ酔いが完全には醒めてなかったからか、全く理解できなかった

女の向こう側からペラペラと紙がめくれるような音がしていた

(起きてるのか‥)

背中にちょんちょんと指を当てると、女がふいにこっちを向きそうになったよ

その時、手で隠すには遅いと思って、俺は何を間違えたか、腰を前方に突き出し、デロリンを女の尻の辺りにくっつけてしまった

(これで見えまい)

だが女は何事もなかったかのようにこっちを振り向き「起きたの?」と優しい声で言った

その直後、女の唇が近づいてきたので、俺も唇で迎えに行ってしまった

この女とは久しぶりのチュー

2人とも目を開けたままだったので、異様な接近戦だった

酒臭いかどうかはわからなかったが、テーブルの上のビール瓶の本数が増えていたように思った




女はバスタオルは自分のだと言い張った

かっかか、返して!と言うと「これはうちのだから」と拒む女

そうね、確かにこちらのお宅の物だけど、さっき貸してくれたじゃない!と必死に訴えても返事は同じだった

(物凄く酔ってる‥)

強引に奪おうとしたら今度は何を言われるかわからなかったので、俺はバスタオルを諦めた

そして女から少し離れて、着ていたポロシャツの着丈を伸ばし、なんとかデロリンを隠す努力をしたよ

だが思ったようには伸びなくて、やむなくまた元の姿勢に戻った





いきなり女が体を回転させてこっちを向いた

その動きは読めなかったのでデロリンは擦れた

でも密着プレイで今度は女の足の付け根辺りにくっつけた

若干硬くなりそうだったが、その事は考えないようにした

(これで見えまい)

ところが女の手がデロリンに触れたのだ

そしたら女がね、「さっき寝てる時にしっかり観察したよウフフ」と言った



バスタオルの存在がないのに気づいた段階で、もしかしたら‥とは思ってたんだけど、こう正直に白状されると抵抗する必要がなくなるよね

でも裏筋横にホクロがあるとか言われると恥ずかしくなるから、その話題から逸らさなければならないと、またしても間違った判断をしてしまった

油断した隙にバスタオルを奪うつもりで‥



強力掃除機のごとく吸引力の落ちないチューをしてやった

ついでに背中をさわさわ

女の手がデロリンから俺の背中に回ればこっちのもんだ

服を脱がすと思わせてゆっくりバスタオルを外すことができる

だがチューだけだと手がなかなか動かなかったので、仕方がないので尻を触ってやった

尻を持って自分の方に体を寄せれば、より密着はしてしまうが、女は手を抜くと考えたのだ

ところが計算外、結構強い力でおいなりさんを掴まれた


(ぎゃー)



またつづく