話題:味噌汁


宍道湖のシジミを手に入れた神田です

3年前かな、島根に行った時に旅館で出たシジミの味噌汁が美味かったんだよね

それ以来シジミの味噌汁はインスタントで間に合わせていたのだけど、そのインスタントも結構美味いのだけどね、魚屋で生のシジミを見た瞬間自分で作りたくなった

ただ島根で見たシジミよりかなり小さいんだよね

この大きさでちゃんとダシが出るのだろうかと不安になった

なので、昆布を用意した

それと最近好んで使っている秋田味噌

この3つを持ってお好み焼き屋へ行ったのだ

今日はビキニとデートの約束をしていたのだが、女将さんの調子がいまいちで、あまり長くは外に出ていられないということだったので俺が店に行くことに

ただ行くだけでもよかったのだが、栄養豊富なシジミの味噌汁を女将さんに飲んでもらおうと思ったのだ

シジミは洗ってあるという話だったが、さらに5回ほど流水で洗った

女将さんとビキニがカウンター越しにニコニコしながら座っていた

「私達がこっち側に居るって不思議ね〜」と女将さん

ビキニは首を前に伸ばして「手伝ってあげようか?」と

シジミの味噌汁ごときで手伝いなんて要らん、と答えたが、プロから見ると手際が悪かったのかも

でもまあそれはしょうがない

勝手知ったる我が家の台所で作るわけじゃないのだから、多少動きがぎこちなく見えても仕方ないってもんだよな

鍋の大きさも違うしさ、その鍋にシジミを入れたらほんのちょっとしかないような感じだった

これは昆布でダシをとらなきゃいかんなと思ったよ

でも女将さんが「シジミからダシが出るから昆布は要らないんじゃない?フフフ」と一言

それを聞いたら不安になった

がしかし、ビキニが「ちょっとお母さん。パパンにはパパンのやり方があるんだから」と味方についてくれて助かった



まあね、アサリの味噌汁は何度もつくったことがあるからそれと同じだよな

お酒を一升瓶を傾けて注いだことくらいかな今回の失敗は

それでか、思ってたよりお酒が多く入ってしまった

水を足して調整(笑)

それを見ていた女共、下を向いて笑ってた




出来映えは悪くなかった

「このお味噌おいしいね〜」って女将さん

味噌汁がおいしいと言ってくれよと思ったけども、おかわりをしてくれたので安心した

ビキニは「おいしーい!」と言いつつ感心してくれたようだった

今回はシジミも猿ことながら味噌が決め手なのよ

多少他のものの量を間違えても、それをカバーしてくれる美味さがあるのだ

一緒にいる間に女将さんは元気を取り戻しつつあるような感じがしたし、ビキニからはお礼に抱擁をしてもらえたので満足した神田でした