き、消えた


話題:地味にショックだった出来事


「神田く〜〜ん(ハート)」とだけ書かれたメールを受け取った神田です

これはいつものケータイショップの爆乳ねーちゃんからのメールでして、この文面で来た時は100%販売ノルマの協力依頼

過去におっぱい揉ませてもらってるので無視する訳にもいかず、取りあえず、簡単ケータイで色は何でも可、と返信した

するとすぐに電話が掛かってきたよ

「何時に来る?」って言うかと思ったら、「簡単ケータイ、なくなったのよ」だった


〜中略〜


なくなったとはどういうことかわからないまま店に行くと、カタログを見せられ、「ほら、無いのよ存在が。扱いも無し」と

確かにカタログのどこを探してもガラケーの姿がない

あるのはガラケーの形をしたスマホで、おっぱいねーちゃんはそれを『ガラホ』と呼んでいた

そしてカタログではその『ガラホ』の上に『かんたんケータイ』と書いてあった

横に座ったおっぱいねーちゃん、お約束の爆乳押し付けサービスしながら&カタログを指差しながら、「これ使うんだったら普通のスマホでいいよね」と

ま…そうだな、と答えたが、従来のガラケーでの簡単ケータイが消えてなくなっていたことのショックが大きく、他のことは考えられなかった

「どの回線で機種変する?」と聞かれてもすぐには返答できず、腕に当たる爆乳圧力を楽しむ余裕もなければ、出されたコーヒーのカップの取っ手に手を伸ばすこともできないくらいの放心状態に陥った

だってドコモはちょっと前にガラケー生産続けるって発表あったじゃん

auも追随すると思ってただけに、先になくなるとは思ってなかったよね(;_;)

だがこれが現実なのだな

ついにスマホだけとなり、月々の使用料もハネ上がるのだな

と、そこに妹からメールが届いた

唐突に「iPhone7がほしい」と

それには返信しなかったが、価格表を見せてもらった時にはメンタマ飛び出そうなくらい驚いた




iPhone7と適当なスマホの2台買うと、そりゃおっぱいねーちゃんは喜ぶし、またおっぱい揉ませてくれると思うけど、支払う額が2桁万円になってしまう

ケータイごときにそんな大金出せるかよ(>_<)

分割払いだと痛みが少ないと耳打ちされたが、現金払い主義の神田としては、そう易々と分割は選択できない

分割で買うことに慣れてしまうと、分不相応な物まで買ってしまいそうな気がするんだよな

でも妹が今使ってるiPhoneも古くなってきているのは確かで、いずれは買ってやらなきゃならない

iPhoneじゃないと駄目なのか?

アンドロイドの方が安いよね

ワンセグ無しだとかなり安いと感じるマジック

持ち帰って検討し、一両日中に連絡する、と言い残して店を出た

それからずっと気持ちが重い

妹はどうしてもiPhone7がいいみたい

俺はアメリカの物には興味ないから国産製品でいいのだが、テレビが付いてないとちびまる子ちゃんが見られないからね…

アンドロイドもテレビ付きは若干高いんだよね

困ってしまってワンワンワオーンの神田でした(ToT)


可愛くってしょうがない


話題:私の車


新型パッソがいたので隣に停めてみた神田です

右の薄ブルーが新型

どっちが可愛いかは一目瞭然ですな

いつも可愛い可愛いって言ってるんだけど、妹はそうは言わない

綺麗な色だけど形は可愛いとは思わない、なんて言いやがる

だけど周辺人物には好評なんだよ

御曹司妹はこの車が気に入って、親父さんに自分にも買ってくれと訴えたほど

その親父さんもなかなかいい車だと認めてくれてて、トヨタに同じものをくれと言ったらしい

だが、右の新型に切り替わっていたため断念したそうな

ヒンヌーエリを乗せてやったことがある

ちっちゃくって可愛いと言っていた

乗り心地も悪くないし走行中の音も静かだから、「これまでの神田カーの中で一番いいね」と嬉しい感想をくれた

B子を乗せた時は、平地は良かったのだが坂道の上りに差し掛かった時にギアを1段落としてアクセルを奥まで踏んだからか走行音が大きくなり、「1000ccでも力がないんですね〜」と言った後、「私のムーヴカスタムはぐんぐん上って行きますよ」なんて言いやがった

ムーヴカスタムはお前のじゃないだろ!と言っても「ウフフ」と笑うだけ

ナビが付いてないから紺パッソの勝ちだ!と言ってやろうと思ったが、どちらも俺の車なので貶すのもどうかと思ってやめた

B子が買いたいと言っていた新型パッソ

この写真を見せたら、「まあ、今となってはどうでもいいです」と言いつつ、「左の方が可愛いかな」と言った

このように概ね好評

妹は、ドリカムの『ねえど〜して〜』って歌のイントロが流れるCMの車(スバル)が欲しいようなことを言う

CMに影響されるのかな、「スバルじゃなければボルボでもいいよ」とも言う

値段的には逆じゃないかと思うが、その値段も維持費もわからないんだろうね

わからないから好き勝手言えるのだ

ま、今の俺ではこのくらいの車で十分

むしろ贅沢と言っていい

大切に乗るつもり



再会


話題:やっぱり、君の隣が一番落ち着く


週末、部の飲み会を催した神田です

毎月の活動そのものはしているようなのだが、上級生の集まりが悪いために飲み会が少なく、これじゃ下級生がつまらないのじゃないかと思って一肌脱ぐことに

先週から予告しておいたからか、バイトでどうしても来られない部員以外ほぼ全員が集まった

やっぱり酒の力は偉大だ

場所はお好み焼き屋

ビキニと久しぶりに会った

彼女は煮え切らない態度を貫く俺を諦め他の男に走ったと聞いていたのだが、女将さんの話では、色んな人と会ってみてたようだけどコレって人がいなくて、そんなことやってる自分に疲れてきたみたいよ、ということだった

「神田君は彼女できた?」と聞かれて、忙しいからね…とだけ答えた

茶髪とは完全には別れてはいないが、もう会う予定はないから彼女はいないも同然

女将さんは「何も変わってないのね」と言ったあと優しく微笑んだ


〜中略〜


後片付けが終わり、一般客が途切れた時間帯にカウンターの席にビキニと腰掛けた

近くで見るとビキニは少しふくよかになっていた

痩せろよ、カッコ悪いから、と言うと、学生時代の友達と食べ歩きをしてたからと言い訳をしたあと、「見ないで」と言いつつ俺の顔をよそに向けた

頬に当たるガサガサの手

荒れ加減を確認しようとその手を掴んだその時、ビキニが「ハッ」と声を漏らした

ん?どうした?と聞くと、「ううん、何でもない」と早口で言うと、素早く手を引っ込めた女

10秒ほど沈黙

グラスの中の烏龍茶が減ってきてたのでおかわりを頼もうと横を向くと「ハァ…も〜ぅ、ハァ〜」てな溜め息のような声が聞こえた

何?と聞いても答えない女

女将さんがいると話せないのかなと思って、ちょっとだけ出ようか、と言ってみた

すると、壁の時計を見た女は「お母さん、ちょっと出てくる」と言って立ち上がった






店の裏の建物と建物の間の狭い空間に入った

ここなら猫以外誰も来ない

今日は忙しくさせちゃって悪かったな、と言うと、ここでも返事はなかった

だが、女は関係ない話をし始めた

要約すると、自分の気持ちばかりを優先させて、爺と妹を抱えている俺のことを考えてるようでよく考えてなかった

男を作ろうと頑張ったんだけど、ドキドキしなかった

今日は久しぶりにドキドキした

という話

今もドキドキしてる?と聞くと、女は抱きついてきた

ドキドキを感じる暇もなく泣き声が聞こえてきた

暫くそのままでいたら、「手、回してよ」と小さく声がしたから望み通りに背中に手を回して、より密着させた

下の方から「きゅ〜」と声なのか何なのか音がしたが、また暫くそのままでいてやった神田でした


爆発


話題:彼・カノとの喧嘩


感覚がズレてきた神田です

夢を見るのはどうぞ御自由にと思うが、その夢を叶えて行く自信がなくなったと言うか、もう少し気楽に生きたいと思うのだよね

ピアノの値段を聞いたのがいけなかったのかも知れないな

それと「車をちょーだい」が冗談ではなく本気だと気づいてから、彼女の一言一言が気に障るようになった

「何台も持ってるんだからいいじゃない」と言ったんだよ

安売りスーパーを探すためには車があると便利なのはわかる

だけど、安売りスーパーで買い物をし、その食材で食事を作る練習を、こっちがさせてやろうとしていることに茶髪は気づかないんだよな

買ってきてあげるって感じなのよ

だから車をよこせと平気で言うわけさ

本当は、料理の練習は自分の家でやれと言いたいんだな

だけど会いたい気持ちが俺より強いから、あまり遊ぶ時間が取れない俺としては、その気持ちを汲んでやった結果が神田家での生活であって、こっちが譲歩してる現状を少しはわかって欲しかったのだが…

妹が遠慮してるのも気になる

我が家なのに、強く出ないようにしてるんだよね

例えば調味料置き場

これは昔から非効率的だとは思いながらも、そこに在るべきものとして慣れちゃってるんだな

その調味料の置き場を変更されちゃうと、スキルが発揮できないばかりかイライラしてしまうのだな

それでも妹が我慢しているのに気づいて、茶髪にやんわりと言ったんだけどね…

なかなかわかってくれなくて、最後はやんわりではなく強く言わなくてはならなかった

喧嘩になった

お互いに溜まってるものが噴き出した




はっきり言って、まだ結婚したくないのだよね

妹が学校を卒業するまでは無理したくない

女に振り回される人生なんて真っ平だ



料理人への道


話題:料理、グルメ全般


久々に家に帰って夕飯の支度をした神田です

今夜のメニューは肉じゃが&酢の物

今日の東京は半袖が通用するくらい暑かったので、涼しげな酢の物がいいかと思って

回らない寿司屋に行きやがった子豚コンビがブヒブヒ言いながら楽しそうに待っておった

子豚の片っぽの俺の妹は我が家で一番料理が上手い

だからそのスキルをもう片方の子豚の茶髪に伝授してほしいのだよね

俺の代わりに相手をしてくれというのは、外食に連れていくだけじゃなくて、家で料理をして欲しかったんだな、俺としては

そのために資金を回したんだよ

今は野菜の値段がだいぶ高いから、少し遠くても安売りスーパーのような店を開拓する努力をしてくれるかと思っていたのだが、予想に反して贅沢の方向に行ってしまった

贅沢が駄目とは言わないが、もうちょっと頭使えよ、と思うのだな

このまま好き勝手やってたら家計が破綻するに決まってんじゃねーか

そういう俺の気持ちをわからせるには、夕飯の支度という面倒くさい作業を1回省いてやるしかないかと思い、今日は本当は塾に行く日だったんだけど台所に立った神田なのよ

作りながら食べながら軽く話して方向修正した

妹は相手をするの意味を取り違えてただけなので兄の言うことに理解を示したが、茶髪は外食が好きみたいだから「たまにはいいでしょ?」的な甘え文句を残した

ひとの金で飯食って楽しいのかコラと言ってやろうかと思ったが、この女はまだ立場的にお客さんの域を出ないんだよね

一応彼女なんだけど、妹が居るせいか権力を握れない

だから宙ぶらりんの立場なのだな

そこを何とか我が家の中枢に迎え入れるためにはどうすればいいかを考えた

将来、俺にピアノ買わせたいんだろ?だったら節約しなきゃ駄目じゃん!と言ってみた

するとピコンと頭を上げて「そうだった!」と割と大きな声を発した茶髪

単純でいいね♪

まあ音大卒の女なんて頭カラッポだから、いくらでもコントロールできるわなムフフ





食後のお茶の時間に「ピアノっていくらするの?」と聞いたらだね、「うーん、1500万くらいかな」と平気な顔して答えた茶髪

せっせせ1500万??

びっくりした(>_<)


茶髪が欲しい外国製のピアノは湿気を嫌うから24時間エアコンかけてなきゃならないとか、2ヶ月に1回調律師を呼ばなきゃならないとか、色々と知らない世界のことを聞かされた

「でも中古だったら500万くらいからあるから大丈夫でしょ?」と笑顔で言う茶髪

恐ろしい女が現れた

1年365日、食事をずっと家で作ってもらわなきゃ!

そうしたところで何年後に買えるのか全然予想できないけど…

茶髪を料理人に仕立てあげるべく、妹に頭を下げた神田でした


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