葬式カー登場


話題:車買います

買う気はなかったんだよ

代車のアクアが乗りにくいから返しに行っただけだったんだ

それなのに…


「だって神田さんパレット好きでしょ?他の店舗に並ぶ筈だったのを強引に持ってきたんですよ。買ってくれないと私も店長も本社の人に怒られちゃうんですよね」と困ったような顔をわざと作った若豊マンは、拝むポーズをしながら悲しげに言った

何言ってんだテメエ!と口から汚い言葉が出そうになったが、こんなの欲しいなんて言ってないじゃない、にしておいた

パレットを手放した結果、我が家の車が1台減ったのだけど、足腰が弱るとか言ってオヤジがあまり運転しなくなってきてるため、暫くは2台でいいかなと思うようになり、すぐに買うつもりはなかったのですよ

ただそのことはこの若豊マンには言ってなかったけどね

だから希望車種も当然のことながら言ってなかったのですよ

でも、どうしても買わなきゃならない雰囲気になったら、その時はスティングレーがよかったんだよな

あの車は慣れてるから運転しやすいし、運動性能が高くて楽だったから


俺が機嫌を損ねたのがわかったのかな、どこからか店長が小走りで近づいてきた

店:手放してもらったパレット遅かったですよね?

神:ええ

店:ですから次はターボがいいかなと思ってですね

神:ええ、買うなら絶対ターボですね

店:今、全店舗でターボ付きはこれだけなんですよ

神:そうなんですか

店:それと、あの、お葬式を控えてらっしゃるんですよね?色も最適かな〜と思いましてですね。勝手になんですけど…



笑っちゃったよね

葬儀場に乗って行くには最適だってところ

確かに黒い車であれば、誰からも後ろ指をさされないだろう

でも葬儀のためだけに車を買う必要はない

そう言おうと思ったのだが、店長と若豊マンが目の前で頭を下げるのさ

しかも同じ角度で

だから、わかりました、と言うしかなかった





今度のパレットは前のと違って若者向けのカスタム仕様で、スティングレーと顔は似てるけど、こっちの方が若干下品な感じがした

ただ俺の嫌いな自動ブレーキとアイドリングストップは付いてないから、そこはまあいいかな

そしてここまで価格提示一切なし

こんな買い方あるかよ!と普通は思うよね

でも何台も買ってると大体わかってくる

多分このくらいの値段かな〜とね

前のパレットの買い取り金額に少し足すくらいかなと思っていたら、その通りだった

持ってたからその場で支払い完了


店長がニコニコしながら、「何かサービスで付けますよ。何がいいですか?」と聞いてきたから、若豊マンの肩を抱いて、この人に店長の娘さんを1人あてがって下さい!と言ってみた

本人に聞いてみないと…と答えるかなと思ったら、「うちの娘、まだ小学生なんですけど、それでもよければ!」と、見事な返し技

店内大爆笑でござった




帰り際、缶コーヒーを飲んでる時に若豊マンが「ホントに申し訳なかったですね。神田さんだから言いますけど、今月もキツいんですよ(ノルマが)」と小声で言った

そうだろうなとは思っていたが、これ以上アテにされても困るから、

年内はこれで終わりで、来年はスティングレーをよろしく、と言っておいた

若豊マン、ニカッと笑った

この日、アクアに乗って帰った神田でした



AQUA


話題:代車


買ったばかりのパレットを取り上げられ、その代わりにということで若豊マンが置いて行った車は今回もアクアだった

妹は以前このアクアが好きだと言っていたので喜ぶかと思ったんだけど、違った

もうアクアには興味がなくなったようだ

その上級車種であるプリウスがあるからかな

何だかよくわからないが、このアクアは俺が主に使った

燃費はいいね

ただ屋根が低いから乗り降りしにくいのが難点だな

屋根の高い軽自動車に慣れているもんだから、よく頭を擦った(>_<)

禿げたらどうしてくれるんだよ…と恨み節が出ちゃう

あとは、アクアはシフトレバーがシートの真横にあるんだけど、ギアチェンジしたい時に左手がすぐにはそこに行かないのだよね

ハイゼットカーゴの癖で、ハンドルの左横に左手が伸びてしまうのですよ

何度もナビの下の部分に指を突き立ててしまった

やっぱり慣れてない車は乗りにくいね



ところで持って行かれたパレットだけど、前のオーナーが買い戻したいと言ってきたのは、孫が生まれた年に新車で買った車だということと、オーナーズクラブのような団体に属しているらしくて、違う車に乗って行ったら、仲間達から非常に残念がられた、という理由らしい

それだったら同じ年式で同じ色のパレットを中古で買えばいいと思うのだけど、新車から乗ってると思い入れと言うか特別な思い出があるのかな、手放した時より高くなってもいいから、とにかく戻してくれと泣きながら訴えたのだそうな

次の買い手が俺で良かったとお偉いさんも若豊マンも言っておった

まあそんな事情だというのは知らなかったけど、買ったばかりの車を手放せってのは、よっぽどの理由があるだろうと思って協力したのだ





でももう代車のアクアは乗りにくいと言って返しに行ったですよ

そしたらね、なんと次の車が用意されてた


( ̄○ ̄;)



26歳♀の欲望


話題:結婚


今度は結婚したい女について述べる回

おっとその前に、前回前々回の記事で『青い春』と書くところを『長い春』と書いてしまった

意味が違ってきちゃうよね

訂正です、すみませんm(__)m



お次はB子の永久就職先を考えてやんなきゃいけないのですよ

若豊マンとは違って、この女に関しては本気で取り組む

そのために、行きたくなかったのだが御曹司家に行きましたよ

B子を御曹司家に嫁がせようかと

御曹司家の実権を握ってるのはママだから、そのママと話をすればいいのだ

だが御曹司家のホテル経営に協力せずにB子の話を出すってことはできないので、御曹司を復活させたら、ホテルに関しても前向きに検討すると言ってみた

すると御曹司ママ、ニッコリ笑って親指を立てた

ここからが本題

御曹司を復活させるのは既に俺の担当になってるんだけど、どこかに連れ出してラーメンを一緒に食うぐらいのことでは、効果は出ても、それがなかなか持続しないのだよね

家に戻ればまた引きこもり状態になってしまうのだ

何度も連れ出すってのは物理的に無理だから、他の手を使うことにした

手段を選んでる暇はもうないから、御曹司に嫁をあてがおうと言ってみた

ママは最初は少しビックリしたようだったが、息子が元気になることが一番嬉しいことだろうし、その息子の事は俺に任せてるって気持ちでいてくれてるからかな、「わかった、お任せします」と言って頭を下げた

B子はその手に乗っかればいい

セレブと結婚したいB子、息子を復活させたい親、両者の利害が一致した瞬間

B子はこれまで御曹司家に何度か遊びに行ってるし、ママとも挨拶かそれ以上の会話はしてる

家柄もB子は問題ない

商人の娘ではないが、外国語に強い才媛というポジションを維持できてる

エッチ依存症気味になっている以外はどこに出しても恥ずかしくない女なのだ一応




B子は御曹司のことは好きではない

でも嫌いじゃないみたいだから何とでもなる

対する御曹司はどうかな

こいつは好きとか嫌いとか言ってる場合じゃない

言う権利もない

働いてもないのに嫁さんを用意して貰えるだけで有難いと思えってこと

デートはこれから2回行い、3回目はもう無い

あとは結婚に向けて俺が動く

普通のカップルのように、お互いの実家を訪問して、親に気持ちを伝える段取りをつける

もしB子が、御曹司のどうしても許容できない部分を見つけてしまった場合のみ破談にするとは言ってあるが、そこもなんとか宥めるつもり

結婚した後も遊んでやれば大丈夫だろう

ママは、本当は、息子が結婚したいと言うまで傍に置いておきたかったと思うんだよな

何しろ子離れできてないから

でも親がそのスタンスでは息子は立ち直ることができないのだよ

野生動物の親は子供がある程度育ったら、そこからは子供にでも牙をむくんだけど、ママはそこまではしなくてもいいけど、野生動物と同じような気持ちでいて欲しいのだな

じゃないと、御曹司は自分で餌を探しに行けないじゃないのさ



と言うことで、このB子と御曹司の結婚プロジェクトは今後も続くが、俺自身はどうしようかな

ホテルやりたくないんだけど・・・


(>_<)


40代♂の婚活事情B


話題:結婚


若豊マンが俺と仲良くしたい理由の1つとして、願わくば、女の子を紹介して欲しいというのがあると思うのだな

だけど俺と同年代の女がだよ?、40代♂を恋人や結婚の対象として考えるかな(?)

では30代の女だったらどうか

その年代でも難しいと思うのだよね

20代前半で、恋愛経験の乏しい女であれば可能性はなくはない

恋愛に持ち込むことさえできれば、愛に年齢は関係ないとか良い風に考えるじゃないの、若い女って

でも若豊マンは20歳も年が離れた女は嫌だと言うのさ

ガンダムの話ができないからだとよ

もうそれ聞いた時、この人は女に何を求めているのかよくわからなくなった



話を年齢に戻すけど、45歳♂の若豊マンは、自分には30代後半から40代前半の女が合うと思い込んでる訳さ

まずそこが間違っていると指摘した

だってさ、30代後半から40代前半で今現在独身の女ってさ、これまで自由に生きてきてる訳よ

旦那や子供に縛られることなく、親の庇護下に居て、長い春を謳歌し続けてきてるんだよ

そんな天国のような環境にいる女がだな、これから年上の♂に尽くすとは考えられないんだな俺は

生活における主導権を相手の♂に渡すなんてことはないと思うのですよ

だからその年代の女は年下を選ぶ率が高い

疲れない♂を選ぶと言うか

女子アナが年下の野球選手と結婚するような感じ

ということは、逆に言えば、若豊マンは自分より年上の女を狙うのがベストだと思うのだ

それを言ったらね、「やだー!」と答えた

まあ、同じ男として気持ちはわかる

50代の女となると、独身だとしても過去に色々あるだろうし、生活の中のルールが完全に決まっていて、そこが若豊マンと合えばいいけども、合わない合わせられない部分が多ければ、日々精神的な疲労を生むもんね

結婚生活は夫婦2人で作り上げていくのが理想ではあるが、それは若いうちに結婚した場合ですわな



それからも色々と話をしたのだが、俺としてはもう逃げたくなって、ある作戦を練ってやった

ターゲットの年齢はどうしても変更したくないと言うからさ、『自分と結婚してくれたら働かなくていい』と、相手に言ったらどうかと

専業主婦になってくれということ

どこかのドンファンじゃないけど、月々いくらかの小遣いをやるから結婚してくれ(面倒をみてくれ)と

それくらいしか、もう他に手は無いと言ったんだけど、現実問題として、それは難しいと答えた

結局若豊マンも遅れてやってきた長い春を謳歌してるのだな

趣味の釣りに大金を投入するという、結婚していたら出来ないことを既にやっちゃってるんだな

だから相手の女にも働いて欲しいと思ってる

でもそれじゃーよ、女の立場からすると、今の生活でほぼ満足してるのに、面倒をみなければいけない相手ができる訳で、若豊マンとの結婚はあまりおいしくないと思う筈なんだよ

子持ちで生活に疲れているような女だったら飛びついてくるかも知れないが、今度は若豊マンが子持ちは避けたいと言うわけ

もうね、『駄目だこりゃ』レベル

この人の理想が現実とかけ離れているということをわからせなくてはならない

でも俺が本気で取り組む事案ではないので、これからも適当に話を聞いてやることにしようかな

疲れた(>_<)



40代♂の婚活事情A


話題:婚活


今週はまたまた忙しかった神田です

そんな中でもトヨタの若豊マンと2回も会ってしまった(-.-;)

「お昼一緒に食べましょうよ」と誘われたのだ

お昼とは言っても、彼の言う昼飯タイムは夕方なんだよね

ちょうど俺が自由になる時間と一致するのだな

それでうどんを食べに行ったですよ(2回とも)

『はなまるうどん』という丸亀と似たようなカフェテリア方式の店にね

味のランク的には、山田の少し上に位置する感じで、とっても美味しいという感想は持たないけども、おやつ程度にはいいかなってくらいの店

若豊マンは味がついた肉が乗っかってるうどんに加え、唐揚げと天ぷらを付けてたな

俺はワカメうどんにイカ天を付けた

おごってくれる日だったから安めにしといたけど600円近く払わせちゃった

それでまあ食べながら色々話をする訳ですよ

次の休みは釣りに行きたいとか、その日の天気はどうなのかとか

その釣りに付き合ってくれる女の人はいないのか聞くと、いないと答えるし、いたとしてもあまり連れて行きたくないと答える

会社の先輩♂と一緒に行く場合が多いから、そこに女を加える空間的余裕が無いのだそうな

この人は休みの度に釣りに行ってるみたいなんだよね

はなまるの後は釣り具店に連れて行かれたが、釣り雑誌数冊と釣竿を買っていた

だから頭の中は、仕事を除くと釣りで占められているのだな

そういう状態で婚活は出来ないんじゃないかと思った

やっぱり嫁さんが欲しいなら、女が集まるようなイベントに参加するべきで、♂だけの集まりはその回数を減らさなければ目的に近づけないと思うのだよね

なので、料理やパン教室みたいな所に行ってみたらどう?と言ってみたのだが、それだと休みが潰れてしまうと答える

ここでもう女の話を出すのはやめようと思った

ところがね、この人は女のことを話すのは好きなんだね

何の話をしていた時か忘れたが、○坂46の何とかちゃんが好きだとか言っておった

車のナビ画面にはDVDの映像が常に流れていて、途中で「このコ、このコ、このコが好きなんだ」とか楽しそうに言っていたな




○坂46の数字の部分を俺がよんじゅうろくと言ったら、「そこは英語で言ってよ」と素早く主張した

そこでもう、この人の再婚の可能性はゼロに限りなく近いと思った

ガキと話してる気分だったのよ

好きなアイドルグループの呼び方を正したくなる気持ちはわかるんだけど、雑談なのだから何と呼ぼうが意味が通ればいい訳で、その呼び方自体はさほど問題がないのだよ

でも自分の好きなものを否定されたくない、できれば肯定して欲しいという気持ちが働くのだろうね、俺がアイドルに興味がないということを感じ取って自分でもよんじゅうろくと言ってくれればよかったのだが、そうではなかった

そこに精神年齢の低さを感じてしまったのだ

45歳でアイドルが好きでもまあいいけど、他人にその魅力を共有させたいと思うのはガキの思考

そんな♂を女が好きになるかな(?)


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