話題:○○恐怖症


中身がやっぱりおっさんなのかな

妹より若い女の思考が読めない神田です

B子が職場に来た日以来、下っ端ちゃんとは仕事の話以外はしていなかった

なぜなら、間に壁を作られている感じだったから

ランチどこに行く?というような簡単な台詞も出せないでいた

そのままでもいいやと思いながら数日たったある日、クリスマスイブの予定について聞かれた

その日は休みなんだけど、冬期講習があるから塾に行こうと思っていたので、予定があると答えたのさ

その答え方がいけなかったのか、また壁が高くなった

「どこか行くの?」「友達と会うの?」もないから、会話が途切れてしまう

毎年この時期はずっと仕事をしてきたので、俺にとってはイブもクリスマス当日も特別な日という感覚は無いに等しいのさ

でも下っ端ちゃんにしてみれば、イブに休みを取っている俺が、その日何をするかが気になるわな

自分の方を向いてくれていればいいが、別の方向を向いていれば、それは何なのだろうと思っちゃうよね、きっと

でもそれ以上聞くと詮索することになると思うのか、はたまたさらにガッカリするような返答を俺が発するのが嫌なのか、そこらへんがこちらも読めないんだよ

これは普段から、文字での会話が少ないからじゃないかと思うのだな

そこは若い下っ端ちゃんに合わせた方がいいのだろうが、実際、それもちゃんとは出来ないような気がするんだな

相手のペースに合わせるというのが苦手だしね

車を運転中は、踏切で止まってる時以外はケータイは触らないしな

スマホは助手席の上にあればいい方で、大抵はバッグの中か家に置いてある

普段は漢字の読み方がわからない時に電子辞書代わりに使うだけの物だったり

最近は動画なんかも見る機会は増えたが、そのあと充電するのを忘れて電池残量がスッカラカンになっている時もしばしば




だが、そういう便利な物を持っていないならしょうがないけど、持ってるのなら使えばいいのに…と思われているのだろうとは思う

でもそこから先へは行かない

誰からも拘束されたくないという気持ちもあるし



まあ結局、我が道を行くしかないのですよ俺は

相手がそういう俺を呆れてでも理解してくれるしか上手くやって行く方法はない

だがそれを若い子に求めるのは酷だわな