話題:ぎゅー
今日も体調がすぐれない神田です
寝室と食卓を往復するだけの一日
だが昨日と違い、たまに笑顔を見せられたと思う
食事中はちゃんと美味しいとも言えたし、回復してからの遊びに行きたい場所の話もできた
でも長時間は座ってられなくて…
夏期講習中はまるで家政婦のような扱いで、その夏期講習が終わった直後からは病人の世話を強いている
夏休みはもっと楽しいに決まってるのに
まともに相手ができない不甲斐なさ、でもどうすることもできないもどかしさを感じながら布団の上に腰を下ろした
白い手が俺の額を覆う
「まだ熱あるみたい」と囁く女
俺は、「寝ていいよ」と優しく言って立ち上がるそぶりを見せた女の腕を掴み、自分の方へ引き寄せた
ごめんよ、と言った時には既に彼女を抱きしめていた
あんまり覚えてないけど、何度か唇も重ねたと思う
しかも自分から
非常にマズイ展開