話題:秋の味覚


今季初めて柿を見た神田です

だが残念ながら平柿だった

平柿ってのは元々は渋柿なんだけど、渋抜きを施してあるから凄く甘いんだよね

ついでに種が無いので非常に食べやすい

悪いことは全くない柿なんだけど、シーズンの初めにこの平柿は見たくなかった

甘みは少なくてもいいから、もっと固い実の柿を目にしたかったから

まずは季節の進み具合を感じたかったんだよね

いきなり完成された加工品的な平柿を食べちゃうと、これからもずっと平柿になっちゃう

産地によって収穫の時期が違うから、様々な品種の柿を食べることで秋が深まって行く感覚を養いたかったのに、そんなことはどうでもよくなってしまいそうな気がするんだよね

ここ数年の異常気象で、ただでさえ季節感が曖昧になりつつあるのに、柿までもが期待を裏切ってしまうってどうなの?なんて思ってしまうのだ

まあね、世の中年寄が多いからね、その年寄が食べやすい柿が早く出てくるのは仕方ないのだけどね

だから徐々に甘いのが出てくるという形はもう望めないのかも知れないね

時間があれば探しに行こうと思ってはいるけど…


その点みかんは成功だった

今季はハウスみかんは回避して露地物が出てくるのを待ったのよ

それでも若干緑が薄くて、所々黄色くなってやがる

皮からの香りも無い

香りがしなきゃ意味ないだろと思うが、ただ酸っぱいだけでは商品として成り立たないのだろうね

東京人は贅沢だから、口に入れた瞬間、甘くないと駄目なんだよね

もっと西の方に住みたいぜ