今回は自分用誕プレにアニメ映画『銀河鉄道の夜』のサントラを購入しました。
この映画が子供の頃から好きで好きで、今も心の殿堂入り。


最後の別離のテーマは聴いてるだけでガチ泣き。
ダメですね…、幼い頃から刷り込むように観ているからか、この映画だけは何につけても涙腺が弱いです。

別れのシーンもそうだけど、『蠍の火』の章が私は一番好き。
とめどなく悲しくなり尊い気持ちになったりで。

エンディングであの悲しく透明なメインテーマと共に
『わたくしという現象は仮定された有機交流電燈のひとつの青い照明です』
』
と賢治の詩の朗読が静かに始まって、これがまたいいんです。

『心象スケッチ』は何だかよく分からないけど素晴らしい。

そもそも宮澤賢治の文章は、言葉の一つ一つが青い鉱物のようだったり小さな星々のようにキラキラと輝いていて、目にするだけで幸せな気持ちになれます。

(でも映画版を友人に見せると、怖いとか不気味とかとも言われる時もある。
確かに最初の真っ暗な建物でお婆さんが現れるのは不気味だと思うけど、はぁ…)


とにかくすごく映像も綺麗な映画なので、もしレンタル屋で見かけたら観てみて下さいな。