14/03/25 23:49 (:本)
  『医学探偵の歴史事件簿』

ようやっと読み終わった…!
ツタンカーメンからケネディまでの歴史的人物がどんな病気にかかっていたのか、当時の資料や肖像画から推測していくという本。
あとは当時の医療でどんな対処したとか、あの時助かったから後の歴史が変わったとか、そんな話。

ケネディは腰が悪くて、ガッツリサポーターをしてたせいで、暗殺時の一発目の銃弾を肩にくらってからも体が微動だにせず動かなかったせいで、簡単に頭に弾丸をくらって命を落とした…とか(脳が破壊されたことによる表情筋の固定化で、死んだ顔はにこやかなままだったんですって!)、ジャンヌダルクの聞いた神の声はテンカンの発作からくる幻覚の症状に似ているとか…色々興味深い話が沢山ありました。

炭そ菌、ミトコンドリア、飲水病、マラリアみたいに、名前だけでよく知らない病気についても詳しく書かれてて為になった気がする。

今個人的な心の傷はマリーアントワネットの次男。

革命派に虐待されて八歳なのに母親と近親相姦したと革命派に無理矢理署名させられた挙句、体がボロボロで結核で死んでしまって、解剖で肺を開いたら黄色い液が沢山出てきたなんて…あの子、あんな小さいのに酷い目にあって、可哀想すぎて泣けてきた。
何も悪くないのに。
(ノ△T)

彼の心臓は今も保存されてお墓にあるらしい。
長男も若くして死んでしまったらしいし、長女は幽閉されてたらしいし、あまりに可哀想すぎる…っ。








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