14/03/26 22:39 (:本)
  これから『サロメ』を読みます

サロメ (ヘロディアの娘) - Wikipedia
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200円だったので購入。レトロな言葉遣いの雰囲気の良さと、禍々しいビアズレーの挿し絵がふんだんに載ってたので岩波文庫版を選びました。

ラファエル前派展観た後行った、『ザ・ビューティフル』展でビアズレーの生絵を観てきたのもあって気になってたんです。
唯美主義の絵はよく運命の女をモチーフにしてたって、だからサロメは題材によく使われたらしいです。
運命の女かぁ。
サロメ以外だとカルメンとかマノンかなぁ。

このワイルドの『サロメ』は、世紀末美術の大御所ギュスターブ・モローのサロメの絵を見て作られたそうで…。
うん、めっちゃインパクトありますよね、あの絵。

↓これ


ヨハネの生首ピッカーンとサロメが恐れず指差してるのが凄い絵面ですよね。
この場面も戯曲には書かれてたら胸アツだけど、いや載ってないか。

しかし象徴主義というか世紀末美術は、美しいけど、薄暗く妖しい雰囲気ですね。

好きだけど、あまりそればかり眺めてるとちと気が滅入ってくる。何か現代に通じる空気を感じます。
薄暗さというか、いっそ全部真っ黒で化物や変な生き物が乱舞する世界観のがいい。
うん、ゴヤが好きって言いたいだけ。



だけど、ベックリーンの『死の島』とモローの『刺青のサロメ』に妙に惹き付けられる…。

あとは、グリムジョーだかって名前の画家のエメラルドグリーンの絵と、作者の名前忘れたけど『見捨てられた街』って絵も好き。

薄い本だから、すぐ読めそう。


さて、読むどー。





死の島 (ベックリン) - Wikipedia
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