埼玉から八王子に着き、そこからバスに揺られ到着。
結構遠かった。
今回はウォーターハウスの『人魚』があると知り、いてもたってもいられず行ってきたんです。
↓コレ。
ウォーターハウス大好きなんです。
彼はイギリスの画家で、妖精や美しい魔女にセイレーンなど、特に水に関連した可憐で美しい女性を描いた人。
数年前買った『水の女 溟き水より』という画集で知って、大好きになったんです。
彼のジャンルはラファエル前派第三世代らしい。
ですが、今年の春に六本木にきたラファエル前派展に彼の絵が一枚もなくて、本気でガッカリしたのもあって、尚更今回は観たかったんですよ。
[イギリスの画家ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスのまとめ] - NAVER まとめ
matome.naver.jp
ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス - Wikipedia
ja.m.wikipedia.org
で、実物『人魚』を観た感想。
…滅茶苦茶可愛かった!
(o^∀^o)
こりゃ画集やポストカードは、あの愛らしい表情が全然写しきれてなくて、魅力が半減してたんですね。
ウォーターハウスは実物をきたら、また観にいかねば…!
本物の『人魚』さんは目がきらりと潤み、振り返ったその表情に胸がドキドキするくらい可愛くて、尻尾も実際、虹色部分が多くてキラキラして綺麗でした。
サイズも結構でかくて、押入れ半分くらいです(もっと小さい絵だと思ってました)。
しかし今回ミュージアムショップには、1000円の小さな複製画が売ってたけど、『人魚』はなかったんです。
(売り切れじゃなくて、元から作ってないっての)
もう残念で。
何度も嘘だろって確認したけど、やっぱり無くて涙ちょちょぎれかけました。
心ん中で、『人魚』大作じゃん!なんでないん!と思いつつ。
ぁああああああ畜生!あったら絶対買ってたのに!
私この『人魚』大好きなんですよ。
人魚さんの脇の鮑の貝殻に、アクセサリー入ってて、人間の普通の女の子みたいに人魚が髪の毛とかしてるってのがツボで。
なんか切ないから、ちいさい美術館のウォーターハウスを買おうかと思います。
以下ロイヤルアカデミー展の感想みたいなの箇条書き。
・フュースリの雷神トールが大蛇ミッドガルドを捕獲しようとしてる絵に大興奮。
フュースリの『夢魔』が地味に面白くて好きなので、今回初っぱなからお目にかかれて嬉しかったです。
題材も北欧神話でかっちょえーですね。
・クーパーの『虚栄』に一目惚れしました。
赤い帽子?と黄金の髪と蛇が絡むのを思わせる黒いドレスの色合いむっちゃ綺麗。
瞳を閉じたお姉さんが、意味ありげで小悪魔っぽいのに、なんだか可憐で。
虚栄って名前なのに、こんな天使みたいな美人さんなのかぁ…と思ったり。
・人魚と同じく楽しみにしてたターナーは『ドノバーン城』だけ。一枚だけか…っ。
でも常設展にターナーが二枚あったので、よかった。
・ミレイも『ベラスケスの思い出』の一枚しかなかった…。
ミレイの他の絵もあったら観たかった。
・風景画家コンスタブルの橋の絵いい…っ。
正直本命にしてた↑のターナーより良かった。
こっちのが、キリッとした清々しい空気で好きです。
コンスタブルさんは、お天気によって風景の美しさに深みが増すって、絵を描く時お天気にこだわってたって解説面白かった。
・エドウィン・ランシアの『忠実な犬』が可哀想で泣きかけた。
戦場で死んだ飼い主さんに乗っかって遠吠えしてるんですが、犬の眼の部分にうっすら涙が浮かんでるように見えて…もう。
犬飼ってるから、尚更泣けた。
この絵とトールのポストカード欲しかったけど、なかった…。
ううっ、切ない。
にしてもここ、マダム率高かった。
なんだ、見渡す所マダムだらけ。
ロイヤルアカデミーだからでしょうか。
謎です。
今回は図録は買わずにターナーの『ドノバーン城』と『虚栄心』に『人魚』のポストカード(一枚100円)と、ミュージアムショップにくっついてたアクセサリー屋でなんちゃってカメオのブローチを買ったのみです。
↓カメオもどき
ポストカードは早速机に飾りました。
『虚栄心』飾ると、とっても華やか。
いやぁ…かわいいなぁこの人。
↓これが虚栄心。
そりゃこんなかわいけりゃ思ったっておかしくないって。
次回は、ウフィツィ展で生ボッティチェリ観るか、日本国宝展で金印と玉虫厨子を観ようかなと思ってます。
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