15/01/25 23:03 (:本)
  梅原猛『隠された十字架』読み途中の感想

知り合いから借りた『隠された十字架』を今月中に読まねばならないので、大急ぎで読んでるところなんですが…、うわぁ、怖えッッ!
読んでて背筋が寒くなってきた!
著者の語り口がなんて怪談!?

おかげで今の私には、口絵の救世観音と、夢殿、そして先日みた玉虫厨子が、おどろおどろしく見えてます。

うう、第一章で紹介されてた法隆寺七不思議も何気に怖っ。
『五重塔の上に鎌がささってる』とか『法隆寺の蛙には片目がない』とか。


でも、確かに知人がすすめてくれたように面白い本です。

読み終わったらBOOK・OFFに250円で売ってた『地獄の思想』か『水底の歌』でも読んでみようかと思いました。

しかしですね、著者は、どうやら名著と混じってトンデモ本もたまに書く人と聞いたので、全部鵜呑みにしないように気を付けようと思いつつ。



とりあえず、今ちょっと読んでみて語り口が好きになりました。

人間は厳しい真理の女神よりも、常識という仮面をかぶった虚偽の淫女に惑わされて、真実に気付こうとしない…みたいな、こんな語り口。

すごい好み。格好いいですね。







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