『「緑の荘園」と呼ばれる精神 病院の新院長に赴任したエドワーズ博士。美貌の女医ピーターソンは精神 医学界に於いて高名な彼に心を奪われてゆくが、ある日、彼女はエドワー ズが白と黒の縞模様に対して異常な恐怖を抱いていることに気づく。ピー ターソンは彼が名前も知らない記憶喪失の患者ジョンである事を突き止めるが、 彼は自分が本物のエドワーズ博士を殺害したと思い込んでしまう。彼女はジ ョンの失われた記憶を辿ることによって、事件の裏に隠された意外な事実を暴 いてゆく。ヒッチコックは新たにベン・ヘクトを雇い入れ、2人は『失われた週 末』の撮影にも使われたニューヨーク市のベルビュー病院の精神病棟をはじめ、 コネチカット州やニューヨーク州にある精神病院をまわってリサーチを行 い、ヘクトはヒッチコックがまとめた詳細なアウトラインをもとにして脚 本を完成させる。完成した脚本には恋愛の要素はほとんど含まれていなかったが、 あとでセルズニックによって付け加えられた。精神的な問題に真っ向から取り組 んだ、スリルとサスペンスに満ちたニューロティック・スリラーの傑作』

去年行ったダリ展でダリがこの映画の夢のシーンを手がけたと聞いて以来見たかった映画。

追われる緊張感と、白い面と黒い線を目にした途端頭が変になる男がいつヒロインに襲いかかるかと最後まで心臓に悪かったけれど、最後は謎もすっきりして納得いく終わり方で良かったです！
ホント結果オーライでよかった。
(*´ー｀*)
グレゴリーペック演じる病める色男の危うい目付きって凄い破壊力ありますね。怖いし色っぽいし、でもやっぱり怖いし困ったもんです。
ヒロインの精神科医を演じるイングリッド・バーグマンの冷たい整った美女からの愛に燃えて一途に信念を貫く姿のギャップも良かった！
例のダリが協力したという夢の場面もダリワールド全開で気持ち悪くて実に楽しかったです。

他のヒッチコック映画も観たくなりました。
『目眩』とかみてみようかな。