17/10/29 23:49 (:映画)
  瞬きしたら瞼に針がグサッ!『オペラ座血の喝采』感想※アマゾン画像のグロ注意


ダリオ・アルジェント映画です。
上演したら呪いが起きるとジンクスのあるオペラ『マクベス』に、いきなり代役でデビューする事になったベティ。
舞台は何とかやり切って大喝采を受けるが、それは彼女が強制目玉ご開帳殺人公開ショーを目撃させられる始まりだった。

イタリアのアパートのボロ換気口怖い!
大事な事は確認して!なんで確認しないっ、適当すぎるイタリア!
だいたいこんな話。
ジャンルはサスペリア2と同じ、痛い場面がしつこめのサイコサスペンス映画だと思います。

前から観たい『インフェルノ』がないから同じ監督のをみようと思ってたのと、アイアンメイデンのオペラの怪人って歌を聴いてたら猛烈にオペラものが観たくなり、ふとこの映画が頭に浮かんだので借りてきました。



バレエ学校はあまり関係ない筋書きと話を聞いて想像してた黒ミサのシーンが全くない色んな意味でぶったまげた映画。
ラスボスのヘナチョコぶりも凄かったっけ…。


サスペリアと全く関係ない、全然オカルト要素もないサイコサスペンスもの。
SAWの人形みたいな気持ち悪い男の子の人形と子供の落書きがメタクソに怖い。


こっちがサスペリアの正当な続編らしいです。
テーマソングが大好きなエマーソン、レイクアンドパーマーのエマーソンが手がけてて、カッコよく禍々しい電子音楽なのもいい。

****

あとオペラの演出にいるからと出番がけっこう多いカラスの活躍と可愛さに萌えるカラス映画でした。
カラスが主人公が歌う隣で、調子にあわせて
「カァ、カァ」
と鳴いたり、主人公の肩にのっかったり、自分で鍵を開けたり、テクテク歩いたりと最初からラブリーなカラスだらけで和みました。

それと例の瞬きをしたら針で瞼が刺される場面は、意外と初っ端からあるわ2回もかまされるわでびっくり。
最初に針つきテープをセットされる場面が一番しんどいです。見ててそこが特に痛々しくて辛かった。
けど、この主人公のベティちゃんは強制目玉おっ広げで目の前で惨殺を無理やり見させられるわりに心臓に毛が生えてる女だからなぁ…。
何気に次のコマで瞼復活してるの、びっくらこいたし。
あんだけ刺さりまくったら、目の周りが穴だらけだろうに…。目の周りの皮膚はツヤッツヤ傷ひとつないや。
(・ω・`)

結局犯人はストーカーでヤンデレで、ちょっとカッコ良かった。ヤンデレ好きは萌えるかもしれない。
けど、序盤からの主人公のアパートのボロ換気口からベティをのぞく黒ずくめ姿と、ストーカー目線のカメラワークがガッツリなので無理!無理!ってなりますが。

見終わったら、何か付いてけなくてぽかーん( ゜д゜)としたので、どういうことだと他の感想レビューを見たら、そうかダリオ・アルジェントっていつもそうなのねと無理矢理納得。
撮りたい場面を先に思いついたら無理やり話を繋げてくみたいです、あの人。

サスペリアとサスペリア2を観たのと同じくらい、イタリアって素敵いいな行きたいと思った映画。
彼氏さんとうふんアハンしてた寝室が、イタリア高級家具と絵画が飾られてて素晴らしいインテリアだった。
あー、いいなぁ、こんな部屋のベッドでゴロンゴロンしたいッ!


話題:映画感想


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