【登場人物】
ポアロ→世界中で名を知られてる元デカのベルギー人の名探偵。
今作だとポアロ誰それ?と言うヤツが意外といるのと、いつものヘイスティングス君がいないせいか気持ち不機嫌気味。
ブーク
→ポアロのダチ。国際寝台車会社のえらい人。
殺人事件で慌てふためく、わりと思い込みで突っ走る。
ハバート夫人
→アメリカ人のお喋りなオバちゃん。
孫自慢と娘の話をエンドレスに話しまくる。
ちょいヒス気味。
メアリ
→怪しさムンムンの家庭教師のお姉さん。
美人でミステリアスなイギリス人。
アーバスノット
→典型的なタイプのイギリス人の硬派な大佐。
メアリと何か訳ありっぽい。
ラチェット
→ジョニデのやった役。
過去に何かやらかしたらしいカスのフレイバーがぷんぷんする胡散臭いアメリカ人。
マックイーン
→ラチェットの秘書。愛想の良い兄ちゃん。
アメリカ人。
マスターマン
→がっつり無口なラチェットのお世話係。
イギリス人。
コンスタンティン
→死体検分をするハメになった気の毒なギリシャ人のお医者。ポアロとブークとセットで行動する。
ドラゴミロフ公爵夫人
→見た目はヒキガエルっぽいが、振舞いは素晴らしく誇り高き尊敬すべきお婆様。
ロシア出身で今はフランス人に帰化してる。
シュミット
→公爵夫人に信頼されてる気のいいメイドさん。
ドイツ人。
アンドレニ伯爵
→ハンガリー人の外交官。
嫁が大好き。
アンドレニ伯爵夫人
→異国情緒の漂う美しい奥様。
ハードマン
→最初はウザキャラだったアメリカ人の私立探偵。
グレタ・オールソン
→信心深くお人好しそうな中年のスウェーデン人。見た目も挙動も羊っぽいらしい。
アントーニオ・フォスカネッリ
→ベタすぎる陽気なイタリア人のおじさん。
セールスマン。
ミシェル
→事件当時、居合わせた車掌さん。
長年真面目に勤務をこなしてる。
フランス人。
【雑なあらすじ】
急な用事で大慌てでオリエント急行に乗ろうとしたポアロ。
そしたら普段はガラガラの筈なのに客室が満杯で困っていたら、知り合いのブークが自分用に確保してた一室を使ってと申し出てくれたので無事に電車に乗れた。
居合わせたお客は様々な国の妙に濃ゆい人々ばかり。
そんな中、ポアロはラチェットという怪しい男に命を狙われてるから護衛をしてくれと声をかけられるが、ラチェットの人柄がどうも気に入らなかったのでお断りすることに。
そして明くる翌朝、ラチェットが寝室で12箇所を刺されて死んでるのが発見されて…!という話。
話題:最近読んだ本
↑最近こっちのカバーばかりね。
この話のキモは乗り合わせた乗客が国際色豊かなことと、長めに尺をとった関係者の証言から誰が嘘をついてるかということ。
とりあえずラチェットがカス。
犯人が判明したあとのポアロが犯人に提案したこともモヤモヤしつつ、まあラチェットがカスだからいいかなぁーと何となく納得。
犯人が誰か知らなかったら、もっと面白かったろうなぁ…。
面白かったけど、個人的には『そして誰もいなくなった』の方が強烈に不気味な印象が残ったので好みです。
それにしても新版映画のポアロ役ことロックハート先生の人、予告編でほんのりバトルシーンがあったけど、小説にゃそんな描写なかったどー。
一体なにがあったんだ、新しい方のオリエント急行ったら。
追記でほんのりネタバレ感想。