ブルーレイ版には吹替が収録されてます。
【雑なあらすじ】
第二次大戦中の話。場所はフランス領のモロッコにあるカサブランカという町の話。
この地はナチスから逃げてアメリカに渡る人々が集まる場所で、ビザさえ貰えばリスボンへ渡ってアメリカまで到着するが、コネか金持ち以外の人々は苦労してここまで来てもいつまでもビザを待つしかなかった。
そんなある日、ドイツの役人が何者かに殺害されて、それさえ持ってればどこへも行けるナチスのお偉いさんのサイン付きビザを奪われてしまった。
ハンフリーボガート(確か愛称はボギー?)演ずるリックさんは、セレブ向け?のカフェのオーナー。
ひょんな事から、彼は件のビザを手に入れてしまうことに。
そして運命のいたずらか、昔愛してた美女エルザ(イングリッド・バーグマン)が、彼の店に旦那とやって来てしまう。
旦那ラザロはナチスに抵抗する組織で活躍してる。
もしカサブランカでビザを貰えずに脱出しなければ、遅かれ早かれ彼はナチスに殺されてしまう。
けれどもリックさんは昔エルザと苦い別れ方をしてて今でもエルザを愛している。
エルザも実は満更でもない。
さあ、どうしましょう?の話。
【登場人物】
リックさん:ハンフリーボガート演ずるカフェのオーナー。血の通ってない男だともっぱら言われてたが…。
元祖『君の瞳に乾杯』
エルザ:演ずるのはイングリッド・バーグマン。
リックさんと昔ナチスに占領される前のパリで恋人だった。
今はレジスタンスのリーダーであるラザロの奥さん。
ラザロ:ナチスに抵抗する地下組織のリーダー的な存在。何回ピンチになっても、名前にみあうよう助かってきた。
奥さん大好き。勇気のある人。
ルノー:カサブランカの警視総監。
ナチスに従うのかフランス人の内心はどう思ってるのか、カスかいいヤツか本心がいまいち分からないオッさん。
シュトラッサー大佐:ビザを奪った犯人を捜す為にナチスから派遣されてきた。
リックさんのことも警戒中。
【ミニ感想】
うぉー!!素晴らしい純愛とそして友情の映画だった!!すごく良いお話だった!
いつ登場人物がナチスに殺されてしまうかハラハラしすぎて若干疲れたけど、これは観て正解だったなぁ!
君の瞳に乾杯って二人の想い出を思っての言葉だったのね。
イングリッドバーグマンのいつも涙で濡れてるような瞳が白黒に映えて綺麗。
ハンフリーボガートは内実ともに良い男!
そうか、ツンデレ純愛男の物語だったのね。
またカサブランカの警視総監が物語の種となるんだよなぁ、彼のつかみ所のないキャラがいたおかげで物語に一層の深みが出るようになったのかぁ。ラザロが助けたくなる人ってのもまたねぇ。
リックさんたら、物語中で何度も自分に得することも出来たのに彼なりに一番正しい選択をしてきたんだよなぁ。そこが泣ける。
彼の本当の気持ちを想像したらあまりにも切なくなったけど、こういうのが真の意味のいい男なんでしょう。
私しゃ、ボギーの瞳に乾杯したくなりました。
いやー、映画って本当にいいものですね。
好きな場面はリックさんのカフェでナチスが国歌だか軍歌を歌って大騒ぎしてる中、あえてラザロがフランス国歌を他のお客さんと一緒に合唱するところ。
当時を思えば、命知らずの行為だって分かってるだろうに、お客さん方の勇気を思ってまた泣けるんだ。
(;ω;)
話題:映画感想
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