18/03/13 21:10
  最近読んだ色んな本のミニ感想

手持ち本の再読。
三菱一号館美術館のルドン展を観に行く気満々なので久々に開いてみた。
この新潮美術文庫版は印刷がやわらかで綺麗なので、ルドンに興味ある人はオススメ。

黒い絵ばかりの、頭お魚人間やピカーッと発光するお目ん玉など、怖いというより愛嬌がある時代も好きだし、大切な奥さんと息子さんが生まれてから描き出す、色鮮やかなパステル画の優しく穏やかな空気も素敵。レオナルド・ダ・ヴィンチ礼賛、ルッジェーロとアンジェリカ、アポロンの太陽の車と龍、オルフェウスが好き。『死、我が皮肉は他のすべてを超える』『栄光と褒歌との汝にあらんことを、サタンよ』って題名がかっけー!


図書館本。この著者の鳥の巣絵本を持ってるので借りてきた。

恐竜から鳥に進化した所から始まって、なぜ鳥が卵を巣に産むのか、どんな巣があるか、どうやって作るか、変わった形になる理由は?鳥と人の関わり方は?etcを可愛いイラストで説明するのでスラスラ楽しく眺められる。
されど鳥の巣、面白い。
いつも鳥図鑑でハシビロコウさんの隣のオマケみたいにチマッとしたスペースにいるシュモクドリの巣がとんでもないインパクト!突然この鳥に興味が湧いてきたッ。



図書館本。あんなに日本人に大人気の印象派の作者達が苦労していたとは。
当時はボロボロにコケ落とされて長い間認められずに貧乏だったなんて。

それでも自分の描きたいものを最後まで描き続けていた彼等の意志がカッコよくて見習いたい。
美術書としては、小さい図ながらも絵のチョイスがよくて、モネやドガさえも茶目っ気たっぷりのデフォルメキャラになってるので、面白くて内容も頭に入りやすい。

ピサロとモネの色合いがキラキラ可愛くて好き、セザンヌの飛び抜けた感にもびっくり。


他人から見るとつまらないことで感情が不安定になって、いつまでも嫌な気持ちを抱えてしまう人…人前で注意をされて涙がボロボロ出そうになったり、コンビニの列の並び方を間違えたりして恥ずかしくて消えてしまいたいような人…が、どうしたら感情を楽に出来るか自己暗示の唱え方を教えてくれる本。

こんな事で大丈夫なのかと半信半疑だが、落ち込んだ時に読んだら気持ちが整理されて落ち着いたので実際に試してみたい。ただ著者がかつて感情をゆさぶられた時の例や患者の事例を読んでもピンとこない人は、あまり参考にならないかもしれない。


話題:最近読んだ本


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