高校に入っても俺は、虐められてた

俺の入っていたクラスが、虐めのグループに、全員一回はボコられるって云うクラスやった

俺もその一人
ボコボコに殴られた次の日からパシリやらされてた

虐めのリーダー格やった森崎

二年になったら、こいつから逃れられると、一年間パシリやりながら耐え続けた

でも神なんていないって思った瞬間が訪れた

二年になっても森崎と同じクラス

休み時間になって寝てたら頭をボコボコ殴られたり例の如くパシリやらされてた


耐えきれなくなった俺は勇気を出して、担任に虐められてる事を云った

虐めは無くなった

イイ担任だった
でも森崎がいた

不登校になった
それでも何かしようとダイエーの肉屋でパートとして働いてた

出会い系サイトで出会った彼女がいたんやけど、悲劇が起きた

その子が俺の初体験の子だったんやけど、大量に血が出た

怖くなった
でもその子を助けたかった
救急車を呼んだ

その子は1リットル以上の血を流した

病院に搬送されてその子は助かった

その子のおやがきた

もう会うなと云われるのは当然だけど辛かった

一つの命を落としかけた俺は泣いた

その時、俺の元のオリジナルの主人格が死んだ

そして俺はその主人格の記憶が走馬燈のように流れながら

泣きながら産み落とされた人格

俺と云う人格が確立されてしまった

寒い冬の日だった

タクシーの中で泣きながら生まれた