話題:最近読んだ本

はからずもこないだから「演劇とはなんぞや」みたいな本読んでる
まあ似たようなジャンルの本を3冊読むといいともいいますし。



最後の詩の「僕は狂言サイボーグ」をはじめ、例えの分かりやすさと独自性は他の追随をゆるさないですね
お家のこと、役のこと、身体のこと等他のジャンルと比較してみたら楽しそうやなと思った

それにしても主観と客観・俯瞰のバランスが黄金比では?
文章からにじみ出る頭のよさ。



夏八木勲のインタビューが読みたくて。他のも読みごたえ抜群

冒頭、平幹二朗のインタビューから始まるんだけど、シェイクスピアについてチラッと話されており、「狂言サイボーグでも言及されてたなぁ」と拙いながらに理解を深めながら読んでおりました

千葉真一の後進の育成の価値観もすきだなー

役者になろうと思ってなった人とズルズル(といえば言い方は悪いが)続けてきた人に大別される。その後も各々独自の演技観を育てていくのがインタビューではわかるんだけど、演劇初めて数年で役もらったり監督やプロデューサーにかわいがってもらったりと、スタートラインで淘汰されるんやなーと
「サボリ魔だったけど演技に歴然とした差はあって、役をもらった」って書いてる方もいらっしゃる。バックボーンがふらついてるように見えても、側から見たらがむしゃらには見えなくても、センスの差というものは大きく横たわっている。

センスある人がいかように努力したか、っていうのが2ステップ目だとしたらみんな一様に「出来る人の真似した」っていうのもおもしろい。
ただ「誰の」「どこを」真似するか、というのにもセンスが問われるし、その時点で取捨選択してるのがまた痺れる。
あとアイデアをガンガン出すとか。これは千葉真一、松方弘樹、近藤正臣のところが印象的だったな


2冊とも印象はちがうけど言ってることはおんなじだなあと思ったり


「腰を落とす」って難しいなあ 膝を曲げることとイコールではないだろうし……こんど歌舞伎みにいくとき注目してみよう