14/08/05 01:37 (:未完成)
わっしょい


「おい、おい!やめろって…河合」
「なんで?こここんなんじゃん。抜かなきゃキツイだろ?」
後ずさる山田に無理やり馬乗りになって、河合がさも理解できないという様に言った。抵抗する山田におかまいなしに、ジーンズのジッパーに手を伸ばそうとする。河合はすでに山田に抜いてもらった後で下半身に纏っているものは何もない。腕を掴まれた河合が、今度はその裸の腰を山田にすりつける様に動いて、見せつけられた山田は思わず頬を染め友人の痴態から目をそらした。
普段ならば、実験の後に昂ぶってしまった河合のものを、一人でイケない河合のために山田が抜いてやって、それでこのおかしな行為は終わる。しかし今日はいつものようにはならなかった。二週間ほど自分で処理していなかったことと、どうやら実験で薬を使われたらしい河合がなかなか満足できず、いつもより行為が長引いたことのせいで山田自身も反応してしまっていた。そして河合がそれに目ざとく気付いて、今度は自分が抜くといって聞かないのだ。



「おれ、我慢キライ」
そう言って微笑んだ河合を見てからは、耳元でぶつんという音がしたことしか覚えていない。
comment:0


* ← [top]#
-エムブロ-