14/09/27 12:50 (:SS)
おくらいり


設定
秋馬
紫/チビ/元気/腹ペコ


黄色/女の子好き/料理得意/背高


balance 均衡

秋馬視点

きほん、女の子に対して優しい。
きほん、男に対してはぞんざい。
でも例外、女の子は家にあげない。
また例外、けど俺は家に入れてくれる。

この扱いの違いはなんだろう、と、たまにぼんやりと頭に浮かぶことがある。けれど大概、思考がまともに始まる前に、俺の脳みそは晶の手料理を余すことなく堪能することに全力を尽くすようになる。(……まるで結論を出すのを無意識に避けているかのように。)

だからどうして女の子さえ通さない自宅に俺が入ることを許されているのかはしらない。でも、しらなくていいと思う。俺はただ晶のんまい飯をたかりにきて、そんで代わりにあいつが帰ってくるまで部屋をあっためたり片付けたりして待つ。そんな関係でいいと思う。



晶視点

俺が女の子を好きなのは周知の事実。
俺に本命はいないことも周知の事実。
だから誰も家に呼ばないのも周知の事実。
けれど実は例外がいることは周囲に秘密(バレたらめんどくさい)。

俺には、何の連絡もなしに留守中に人の家へ勝手にあがりこみ、あまつさえ帰宅した俺に飯をたかる困った友人がいる。料理は嫌いじゃないし、秋馬は作ったものをすべてうまそうに平らげてくれるから飯の部分はまあ良しとする。問題は勝手侵入だ。何が問題かって、また連絡なしでかよって驚きはするけど不快に思わない俺自身。

自宅はいわば自分の砦だ。パーソナルスペースの最も深いところだと思う。だから基本的には人を入れたくないのが俺のポリシーだったりする。どんだけ女の子と遊ぼうとも、逆に言えば完全に心を許した女の子がいないので、今まで誰も俺の家に通したことがない。…んだけども、秋馬はあっさり俺の家に入りくつろいでいて、俺はそれを自然に受け入れている。これいかに。

あまり深く考えない方がいい、と、女の子たちとの駆け引きで鍛えられた俺の勘が言うので深く追及したことはない。それに、一人で帰ってきた時に家に灯りがついていて、「ただいま。」を言う相手がいるのは嫌いじゃないし。なんてね。


comment:0


*[top]#
-エムブロ-