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もしも願いが叶うなら



かつて 誰しも一度は思ったことがあるであろうことをね
言っちゃっていい?言っちゃっていいかな??

やっぱさ、こうディズニーだハリポタだ
ふなっしーだスタップ細胞だって
夢みたいなことが、クラスメイトくらいの身近さにあるわけ。
隣の家の古川さん並みに。
昔からお隣といえば古川さん。
古川さんといえばお隣さん。
くらいの身近さ。

だからね、やっぱ思うわけよね
「願い、叶わねーかなーーー」って。

「一回だけ!一回だけでいいから!」って、この約一年で20回くらいは真剣に思った場面が、ある
月2くらいである 割とある。

でももし、本当に願いが叶うとしたらっていう夢をね
ちょっと語らせていただきたい
今年21回目の、希望を打ち明けさせてほしい
少なくとも、吐息を薔薇になんて、勿体が全くない使い方はね、断じてしません。
冬になれば泣いても白くなりますし
むしろ薔薇の似合わなさでいったら
右は勿論のこと、四方八方安全地帯。誰も出てきすらしない。

ええもう、ただひたすらに、


「駅近に、なんないかなぁー。」

って思ってました。
むしろなんなら、駅が来い、と。
近うよれ、と。

あたしの家までの道のりっていうのが、約15分ほどありまして、さらにオプションで坂までついてましてね、
オプションも何も、ちょっとしたメインですけど。

まぁ、可愛げがないと言いますか
ぱるるも驚く塩対応
塩ってか水?もうね、味すらない
歩み寄る気配、ゼロ。

「待てよー!こいつぅ〜っ!」
「うふふ!つかまえてみなさ〜いっ!」

なんてね、海辺で戯れるような仲でもないですし

「俺を超えるには100年早い!」
「一生ついてきます!」

なんて、師弟関係にもないんですけども

少しでいい、少しでいいから
歩み寄りを図りたい。

野良猫が段々と餌を食べてくれるようになって
触れそうで触れない‥くらいの距離感でいい。
せめて帰り道に歌う歌が、
X JAPANの「ForeverLove」じゃなくしたい
普通の曲だと曲によっては四曲目に突入しちゃったりして、
折れそうになるのを懸念しての選曲を
そろそろ許してほしい
サビとかこう、盛り上がりの最中の後ろから自転車に抜かれた時のなんとも言えない恥じらいとか、
捨て去りたい 口ずさむ暇とかね、なんなら与えないでほしい

もしくは、距離を現状維持で譲る代わりに
坂をほんと 削り取ってほしい
むしろちょっとこっちを、力いれてネゴりたい。

だってね、来た友達来た友達がみんな、口を揃えてこう言うの。



「はぁーっ! 終わった!」って。


部屋の中に招き入れる前に終わらしちゃうくらいの防御力をね、
微塵も嬉しく思えない。
吐息っつーかむしろ息継ぎ必要だからーー
妊婦呼吸とか、無意識に取り入れそうになるからーー

40歳DTの殿方の気持ちが、ま文字通り痛いほど分かる。

巨乳の子の半分わけたい、って気持ちも、土俵は違えど分かる気がする。
重いよね、胸も坂も。

何が一番辛いってね、そんなスキー場でいったら上級コース並みの坂なので
埼玉で風を切って使っていた愛車(自転車)が、全くもって機能しなくなったってことなんですよ。

まぁね、下りはもう、
ボルトかボルサリーノかっつーくらいのね、速さをもって且つ、漕がずとも進む楽さで非常に優秀な「行き」を見せるんですけど

「帰り」になった瞬間の、あのやる気のなさ。
ほっといたらもう、駐輪場に居座っちゃいそうなレベル
だってあの坂を押して登るの、
ちょっとした風邪とかひいてたら、
途中でハーフタイム挟んじゃうかもしれない。
「ちょ、待てよ!」っつって。
ちょっとキムタク風に。


何度かね、それでも自転車を試みて、移動したりしてたんだけどね、
ある日、どーしてもTSUTAYAにDVD返さなきゃいけなくて、雨の中だけど行ったんですよ。自転車であの短い短い下り坂を誰も乗せずに。

そしたら帰る頃には晴れてきたんでってんで、帰ったんですよ。
良い運動だー!っしゃー!っつって、
両手を振りながら、「徒歩で」

それからあたしも仕事やらなにやらありましてね
まぁ幸いなことに平日とかは徒歩で通勤してましたし、ていうかもともと徒歩圏内ではあるので
すっかりぽっかり、数週間ほど自転車のことを忘れてっていうか、触れずにね、過ごしていたんですけどね


正直、取りに寄るタイミングなんてのは、いくらでもあった
帰りに、少しだけ寄り道をすれば
またあいつ(自転車)のいる日々を送れてたかもしれない

でもなんっつーんだろう

その頃の仕事帰りのあたしにはきっと
あいつよりもいかに体力を保ちながら帰るかが重要だったというか
ぶっちゃけもう、あいつと坂の組み合わせに対して現実逃避してたっていうか
なかば諦めてた
「犬みたいに、自分で帰ってこないかなー」とか本能に頼っちゃってた

でまぁ久々にまたTSUTAYAのお世話になろうかなって時にね、軽く見て見た

見事に撤去されてました。
というか、撤去されたかどうかも不明で、とりあえず
「なにもなかった」ことになってました
10人に聞いたら12人くらいの勢いで当たり前だろ、と言われることをね
あえてこの場で改めて言わせてもらう

もほんっと、あたしが悪かったです。

前輪パンクしてて、
カゴなんて曲がってるっていうより、結構アグレッシブな穴空いちゃってて
頼みの綱の後輪も、
「ちっと最近、俺空気抜けてってね?」って感じになってきてたりしてたけど
それでも埼玉から、県を跨いで共に神奈川県民になったあいつを置いてきたあたしが、確かにもう弁解の余地なくして、悪かった。
だから決して坂のせいにするわけではないんだけど




もしも願いが叶うなら、吐息くらいで済む坂にしてほしい
愛車との絆をも削り取ってしまうあの坂を
どうか徐々にでもでいいから
せめて「道」にしてほしい。
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