科学博物館


目的は地球博物館だった。ここには恐竜の模型や化石が展示されている。前から見たかったのだ。
だが僕は気づくとそれほど関心のない別棟の科学博物館に入り、すべてのフロアを回りながら地球博物館を探していた。
自分のことなのになにを言っているのかさっぱり分からないが、事実なので仕方がない。
もしもある日カカシに自我が芽生えて、僕と同じように地球博物館を目指してみても、こんな間抜けな迷いかたはしないだろうと断言できる。
そろそろこの迷い方について真剣に考えてみる時期なのかもしれない。
いくらなんでもカカシに負けるわけにはいかないからだ。
[recipe]

2019 5/16(Thu)
[next]/[prev] [back]




-エムブロ-