襲来した上司は無事に帰還なさった。




うーん。トクメーが何を言うこともなく来たら勝手に前菜側の仕事見つけて、むしろ菓子側に寄り付かなかったので、上司の認識を改めました。あの人、菓子屋じゃなくてもはや料理人。なんとなくそう発想するといろいろしっくり来たのでなんかもういいかな、と。そういえばそうだ。あの人、一人で肉焼く。仕事というか割り振りが遅いのも、料理人なら前日割り振りで当たり前だもんね。料理の場合は最悪材料揃ってればその日のうちに作れるし。何チャラのなんちゃら煮込みとかは除く。この間豚肉絞めつけて自家製ベーコンとか作ってた。アレは三日ぐらいかかるみたい。スモークされて超うまい…。


脱線した。


よく観察してたら、この上司わりとその他の後輩とコミュニケーションを取ろうと頑張っている気配も見せておりました。ちゅーか、なんだろう。生き生きしてるような…? 他店舗にいるときの上司は無言無口に尽きるんだけど、これなら安心して抜けられるなぁ。というか、生来こんな感じだったらあの店の締め付けはいかほどに。逆の意味で心配をしてしまう。
こっち側のシェフともうまい具合にやってもらえると助かるんですけど。結果はちょっと先の話っすねー。とりあえず、年末は使用予定のない古いグッズ片づけて出ていこう。飛ぶ鳥は跡を濁さないどころかピッカピカに磨き上げて出ていく所存。どこかの誰かの受け売りです。




さて。今日はパウンドケーキを量産するぞー。