2012/12/10 Mon 00:06
ドーピングが反則なんていつの時代だろう


運命も絶対も100%も信じてない。定まってるあらすじは無い、それを体で感じるから。

いつもねじ曲げて生きてきた。やめなさいって制止される度、それに反して走ってきた。自分でレールを引いて、周りの群れから脱兎しては敵さえも作って。

会えないなんて実感がない。

今もまだ会える気がして。
今でもまだ繋がってる気がして。
またいきなり連絡がくる気がして。

絶望的だった2年前のような空虚は感じない。悲しいとか辛いとか、きっと泣いた理由は違う。言葉が淡々としていた、何かを振りきるように、いつものあの人じゃない事が冷たすぎたから。

嫌いじゃないって言ってた。
お前は何もしてないよって。

だから余計、貴方がいないなんて感じない。心の中で小さく燃えてるプラスの確信。

貴方が優しかった事、
我儘1つを聞いてくれるようになった事、
友達より優先してくれた事。

抱き締めてくれる度、貴方の指先に強く力が入った事に気付いてた。だから回した腕に力を込めた。寒いって呟いて寄り添って、左側の特等席で聞いてた心音。脈が弱いアタシと違って、確実に聞こえる一定の音。

アタシ、逆境に立つ程強くなるって忘れてた。

指名が取れなくなって『アイツはもう終わったな』って言われる度、売り上げ伸ばしてた。

返り咲いたNO1。

その心地良さを、誰よりも知ってる。無理だと言われる程、振り向かせたくて愛されたくて仕方無い。

だって嫌いになったわけじゃないんでしょ?

折れそうな心は補強出来るし、開いた傷は縫い合わせられる、足りないものはドーピング。

今度また貴方に会えたなら、アタシは今まで以上に貴方を大事に出来る。『もっと良い人がいるよ』って言葉は聞き飽きた。顔が良い人も、お金持ちも良い車に乗ってる人も優しい人も、正直周りに沢山いる。

だけど哲也は1人しかいないもの。

幸せにして欲しいなんて思わなくなった、アタシがあの人を幸せにしたいだけ。

それ以外の理由は特に持ち合わせてない。







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