★ おやすみ。カルーセルエルドラド
・・夜景＆街フォト


８月31日。94年の幕を下ろした「としまえん」。

とても身近な遊園地でした。
生家からさほど遠くなく、身近なのに特別な場所。

わたしが小学生の頃は、園内にローラースケートリンクがありまして。
当時はローラースケートが大ブーム。
幼友達とよく通ったものでした。

たくさんの鏡の迷路をくぐりぬけるミラーハウスは、鏡の国のアリスみたいに迷うのが楽しかった。

アフリカ館というアトラクションもあって、ジープに乗ってジャングルを旅するんだけど、頭上をチーターが飛び越えたり、ライオンが吠えてたり…… と、冒険心がくすぐられるカッコいいアトラクションでした。
（数年前に無くなったようですね）

あの頃、幼稚園の年長さんだった娘は、とても怖がって泣いてしまいましたっけ。

夏には小さな娘とプールで遊び、帰る前には必ずメリーゴーランドに乗ったものです。
メリーゴーランド。
「カルーセルエルドラド」という名前があるんです。

馬は上下には動かないんだけど、馬車も装飾も、全てが手彫りだそうで、何もかもとても美しくて。
たった２分間なんだけど、永遠に続く夢の国にいるようで……。

ご存知でした？
馬たちの中に混じって、ブタさんも駆けているんですよ♪

楽しかったなぁ……。

小さかったわたしと、小さかった娘
そしてまだ若かった両親の笑顔を乗せて、カルーセルエルドラドは、ぐるぐる　廻る。

思い出は尽きることはないけれど、時はいつまでも留まることはなく、移ろいゆく。

時代は容赦無く。
夢すら奪ってゆく。

カルーセルエルドラドは、何処へ行ってしまうのでしょう。
またいつの日か、逢うことができるのでしょうか。
わたしの「生」のあるうちに。

1907年に誕生した、この見事な機械遺産。
どうかまた再び翔ることができますように……。

それまで、おやすみなさい　カルーセルエルドラド。

（写真は「としまえん」のHPからお借りしました。
閉園してしまうと、このHPも無くなってしまうのでは……と思いますので、その前に一度閲覧なさってはいかがでしょう。
カルーセルの説明も詳しく載っています。）
「としまえん」公式サイト

Thema：遊園地の写真

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