12/07/31 19:07 (:アニポケ感想)
ポケモン映画感想


◆聖剣士ケルディオ

今回の映画は短編が入ったことで、少し物語の世界が小さくなったかな、と思います。
その分ケルディオの成長描写に絞って進めてる感じでまとまりは良かったですね。

列車の中でのサトシ一行が凄く仲良さそう!日常描写はアニポケではあまり出ないので、垣間見れて良かったです。
ピカチュウ達もアニメよりも仲の良さが良く分かりました。

サトシがよろけてアイリスに押されて転けるシーン、デンサト的に凄く美味しかったです。顔!近い!サトシがデントに乗っかってる!デントも別に嫌そうでなく、笑ってるし^^*

ケルディオのキュレムとの決闘は、コロコロの漫画で見ていたので、割りと落ち着いて見られました。
まだ未熟で、早く成長したいと焦るケルディオ。ポケモンの対象の年齢にありがちな状態。
ケルディオがサトシ達と出会ってから。皆が自分の為に頑張っているの見て、自分がこれまで聖剣士の三人に助けられて、育てられてきたことをはっきり認識しました。それまで自分が強くなることに精一杯で、周りがきちんと見えていなかったのでしょうか。

ケルディオと出会ってからは、いつものサトシくん節全開。ケルディオから話を聞くシーンでは、真っ先に「諦めるのか!?」と。ケルディオを奮い立たせました。
サトシはこれまで、なんどもバトルに負けても、諦めずに戦って勝利してきました。そんなサトシの言葉だからこそ、胸に響きます。
シンジに何度も負けて、落ち込むぐらい心がへこんでしまっても、逃げないでシンジと向き合って最高のバトルをしたよね…とDPを思い出しました。

いざケルディオがキュレムと再戦に行くとき。ケルディオが恐怖で立ち止まってしまっても、サトシは迷わず自分が行くと言います。
サトシは自分の聖剣士を助けたいって気持ちに正直です。そして、ケルディオは皆を見捨てるような奴じゃないって信じてるんですね。
サトシの信じる心はケルディオにとって勇気に繋がったと思います。

先に聖剣士の元へ駆けつけるサトシ。ポケモンを出して聖剣士の氷を割ろうと頑張ります。そして、自分も鉄の棒?を拾って氷を割ろうと叩きます。
サトシはポケモン達に手伝って貰うことはしても、それは自分が頑張って、それの手伝いをして貰うということです。他人任せにしないで、自分が進んで行動する。キュレムの住処に入ることも、危険を承知で躊躇いません。自分を省みないぐらい人の為を優先して行動する子です。そんな心の強さと優しさがあるから、サトシのポケモン達はサトシを慕って着いてきてくれるんですね。

そしてサトシ達の頑張りを目にして、皆の力が強さに繋がると知ったケルディオ。キュレムに立ち向かいます。そこからは、吹っ切れたように戦うケルディオ。
最後にサトシ達にキュレムの攻撃が当たりそうになり、ケルディオはキュレムに攻撃するよりもサトシ達を守ることを選びましたね。
ケルディオが剣を手にいれられたのは、仲間の力があってこそ。ここで、守ることを選んだのは剣を手にいれられたケルディオには必然のことだったのでしょう。

ここで結局キュレムを倒すことは出来ませんでしたが、キュレムはきちんと理解していました。キュレムは単に真剣勝負をしたかっただけで、怒ったのもケルディオの弱さにだったのですね。仲間を守ることを選んだケルディオの行動は、キュレムにとって満足な答えだったようです。

今回登場人物は少なかったですが、ケルディオの心理描写も良く描かれていて好きな作品でした。

それと、
テラキオンがとても可愛い性格だと思いました。バスラオにみずてっぽうされてしまうドジっ子ぶり。それでも笑ってるおおらかさもとても好きです^^*
そしてケルディオを助けようと1人飛び込もうとしてしまう猪突猛進ぶりも可愛い。サトシも結構このタイプだし、好みなのかもしれませんw

ロケット団は台詞なし… あれは何かの作戦中だったのでしょうかw
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