やつらの髪に正義は宿るか否か


話題:ガンダムW

昔描いた1と2らくがきが出てきた。らくがき注意。

死ぬぜー、ヒイロに髪の毛引っ張られたら、俺の毛根死んじまうぜー、という謎シチュエーション。

たぶんこのヒイロはおそらく絶対、力加減とかしてない。にも関わらずデュオの首がゴキッてならないのは、ひとえにデュオも選ばれたパイロットであるからして……とかそういう話では全然ない。


ただあのたっぷりとしたボリューミーな三つ編みを常にぶら下げて生きてきたデュオは、結構首が鍛えられているのではないかと疑ってはいる。

もしくは慢性的な肩こり性とかね。髪の毛ってやたらに重いので、あの量、あの長さだと相当の重量なんじゃないのかと。体重の一キロ分くらいは毛がウェイトを占めていたとしてもおかしくはない。

デュオが急に名前を呼ばれて勢いよく振り向いたとするじゃん?するとあのヘビー級おさげが振り向いた遠心力でヴンッと唸りを上げて、他のパイロットの目にパッシーンと入るとするじゃん?もう絶対痛い。


五飛とかたぶんめっちゃ怒る。やつもそこそこ長い毛を有してはいるけど、五飛の毛は他人に迷惑をかけない毛なので、そういうのお前のよくないところだってデュオの毛をガンガンに怒る。おまけにとばっちりでトロワも怒られる。何故ならトロワもその長すぎる前髪が、振り向くたびに他人の目に危害を加えているからだ。デュオほどじゃあない、でも地味に痛い。いってーなチキショー!とか言うほどじゃないから、地味にストレスが溜まる。そんな痛さ。お前らの髪は正義じゃない!正しくない!って五飛に言われてションモリするデュオとトロワ……ってそんなわけはない。


なんだろう前回といい今回といい、ナツカシ漫画やアニメの話をしているはずが、毛の話ばかりしているかのような錯覚を覚えてならない。いや実際毛の話しかしていない

綺麗な薔薇にはトゲがあるのさ

今、脳内がなつかし漫画パラダイスなので幽白の蔵馬を描いてみた。

蔵馬はかっこいいなあ。アニメ版の赤毛緑目もいいけど黒髪も捨てがたい。


飛影が私の中で今日まで連面と続いてきたツンデレ男萌えと、クール→かわいいのギャップ萌えの礎を築き上げたキャラだとしたら、蔵馬は二次元における王子様系中性的パーフェクト美形(パターンは様々あれど、だいたい物腰丁寧で優雅な優男。だけど歯向かう敵にはSっ気がすごい。CV が女性なこともあるけどそれが全然おかしく感じない。むしろ魅力的)の様式美をその魅力でもって五歳児の小さい脳みそに叩き込んでくれたキャラだった。


そんな蔵馬を描くにあたり、あの後頭部の逆毛がどうなってるのかうまく理解できなくてとても悩んだ。


あの毛ってどうなってるんだろう。あそこの部分の毛だけ短くて、ツクツク飛び出してるのか。それとも登頂部からうなじにかけて延びた毛の毛先だけがピョーンとそっくり返っているのか。


もしあの嵐が逆巻く夜の海のごとく荒ぶる逆毛が、髪の傷みが原因でできたものだったらどうしよう。なおかつ鴉のトリートメント発言もそのせいだったらどうしよう。どうもせんけど。


自分が見事なストレートのサラ毛なものだから、他人の髪の傷みましてやあんなに元気よく毛先がそっくり返る程のものにショックを受けて、それで思わず、その髪ちゃんとトリートメントで手入れとかしてんの?って言いたくなったというのが真相で……私何言ってるんだろう。


まあ幽白界の人気者、とりわけ女性受け抜群すぎるあの美形オブ美形の南野君の髪がそんな酷い傷み方などするわけがないよね。ところで蔵馬の人間界での名前である『南野秀一』っていうこのネーミング、私とても好きです。いかにも少年漫画の登場人物でございという独特の気合い入れた感がなくて、いかにも普通なさらっとした感じの名前が、より南野君のかっこよさを引き立てていると私は思っている。


ところで夏が終わってしまいますね。なんだか嫌だ。今年の夏はなにやら未消化な感じがする。

子供の頃は夏休みの朝といえば、幽白の再放送だったなー。あの頃はよかったとか言うほどのものでもないけど、ノスタルジー。


仙台が舞台のクイズ番組に真田幸村がいた



えねっちけーのクイズ番組を見てました。テーマは仙台でした。

仙台ゆかりの地元アイドルやら歌手やら漁師さんやら学生さんやらが、仙台にまつわるクイズを出したり、クイズに答えたりというほのぼの感溢れる番組だったんですが、その中に伊達武将隊なる伊達政宗や伊達成実の職業コスプレ集団(おもてなし武将とかいうやつ。一度生で見てみたいものです)の人がいました。

で、その中に一人だけ、なんか赤い人がいたんですよ。兜に鹿の角とか生えてましてね、そのど真ん中に三途の川の渡し賃が六文バーンとくっついててこれじゃまるで真田幸村……いやまさか、と思ってその赤い人がズームになった時に、ネームプレートをちらっと見たら確かに真田幸村って書いてあったんです。


無知な私はひたすら、日の本一の兵なんで伊達軍なん?これは私の隠された願望が認知障害フィルターを通して見せた幻覚かなにかなんだろうかと一瞬うろたえつつも、終始なんで伊達軍?と頭を捻りつつ番組を見てました。


正直伊達政宗コスのおにぎり(仙台のゆるキャラ)よりも、なんかホストみたいな盛り盛り頭の忍者っぽい人よりも(オリジナルキャラかなにかなのか?)そっちが気になって気になって。伊達成実の人の微妙に固まってないキャラ設定よりも気になりました。


……と、これを書いているうちに、そういえば真田幸村の子供(息子か娘かは忘れた)って、伊達家に嫁いだんだか養子入りしたんだか、とにかくそんなエピソードがあったよ、みたいな話を、昔どこかで見たような聞いたようなことがあった……ような気がしてきました。


記憶どころか文法までもがすごいわやわやだぜ!まるで自分の生き様のようだ。ちなみにとってつけたようなこのらくがきもわやわやの記憶で描かれているので、なんとなくのイメージだということでひとつ。大丈夫眼帯の有無で伊達の人か真田の人か判断できるはずなので大丈夫、全然問題ない大丈夫。


とにかく、そういう理由で伊達の所に真田幸村がいたのでしょうか?でもこの情報すら私の願望が作り出した捏造なのかもしれないので、まったく確証が持てない。どこで見たんだろうその情報。まったく思い出せない。

いいわけ片足ヒール男児

このあと

『なくしたんなら素直にそう言いやがれ!』

ってサディクに怒られる。その後さらに

『その女もんの靴はどっからとってきやがった』

ってまた怒られる。イデア暴論破れたり。


運動会のドラマCDにサディクが出ていたら、ヘラクレスのイデア暴論戦法は通じなかったに違いない。むしろそんな展開を見たかった。最終的にはタコ殴りエンドでもいい、でも理想はハロウィンの時のあの感じ。

花火とBL


先日花火大会に行ってきたばかりに、脳内がわくわくBL妄想ランドになりつつあって今日も残念な私の脳みそ。


それを踏まえて、遠くに上がる花火っていまいち臨場感もなくて小さくて、それを観賞することをメインにするとうすら寂しい感じがしますが、花火はあくまでサブで何かの片手間という状況だと途端にムーディーかつシャレオツなアイテムと化するよねという話。


たとえばとあるマンションの一室でおうちデートにいそしむカップル、あるいは部活の帰りなり遊びの帰りなり、夜道を並んで歩くカップルがいたとして下さい。


とにかくそんな二人がだいぶしっぽりとした感じに寄り添ってるわけですよ。そこで、ふとベランダから外を覗けば――あるいは遠くからパアンと音がして空を見上げれば、遠く向こうに打ち上げ花火が!俄然雰囲気盛り上がる二人!フワーフ!


空に咲いては消えてゆくスペクタクルを背景に、恋人たちは抱き合いキスしあい、くっついたり離れたり泣いたり笑ったりするのであった!

――みたいな展開の小説なり少女漫画なりBL 漫画なり、おそらく一度は出会ったことがあることでしょう。ロマンスが主軸の話で夏が舞台の作品ならかなりの率で花火がよい雰囲気を演出するアイテムに使われることでしょう。逆に途中までいい雰囲気だったのにはぐれたり、別れ際に喧嘩とか何か悲しい事実が発覚するのもあるあるですよね。


そんなわくわくドリーミィーランドな状況は嫌?ケンカップルじゃないと萌えない?殺伐としてないと嫌?じゃあ流血沙汰でもマウントポジションで頸動脈を締め上げコースでもナイフの刃先が食い込む寸前でもなんでもいいんで、あるマンションの一室で、電気もつけずにカーテンも開け放ったまま、あと一歩という所まで争っているとして下さい。


そこで遠く向こうで花火が上がる所想像してみて下さい。そこから一拍置いて、より満身創痍な方に何か告白めいたセリフを言わせて下さい。その時、暗い部屋で満身創痍側の顔がイルミネーションに照らされたりしてるとなおよし。


言われた方はしばし呆けたのちに、背後で上がる小さな花火を背景にナイフをカランと放り投げて(あるいはマウントポジションから相手を引き寄せるとかなんかそんな感じの各自萌えと感じる行動を取らせて)くっついたりはなれたりキスしたりする様子を想像して下さい。


ほーら、殺しあったかと思えば愛しあう俺たちみたいな、なんか中二病系のかっこよさげなスタイリッスBL の雰囲気(私の大好物ですね)になった!……なったかなあ、これ。別に花火いらんかったよね。あと私スタイリッシュを確実に履き違えている。


私の中の花火にまつわるベストBL と言えば、ワイルドアダプターの久保田と時任がマンションのベランダで花火をする回なのですが、あれを果たしてBL と言っちゃっていいのかとも思います。
ワイルドアダプターがBL 誌に掲載されていたのは今や過去だし。


花火回の二人はあくまでいつものニアホモな二人なんですけど、それがすごくいいんですよね。あの二人は荒磯や盗聴器の時みたいにそれらしい演技をしてる時より、自然体でじゃれてる方が萌える……っていうかやっぱりあいつらナチュラルにできてる気がしてならない。少なくとも二人の関係は友情ではないと思うのですが。今でも。


仮にできてなかったとしても、作中に散りばめられたそう勘違いせざるを得ない描写が何年経っても私の認知障害フィルターを刺激する……!


この感覚、アン・ライスの夜明けのヴァンパイアしか読んでない状態でレスタトとルイは出来てるという妄想に取り憑かれていた自分を『いや、ないから。なんでもBL にするのよくない』と必死に抑えていたあの状況に非常に似ている。


まあ、レスタトとルイは本当に出来てたわけですが……
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