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聖おにいさんの天使を恐怖に陥れた松田さんの優しさ


聖おにいさんのバカンス先(松田ハイツ)の大屋さんが、来訪する大天使達のポケットをパンク寸前にまで追い込んだ例のお菓子(四角くて包み紙を取ろうとすると溶けてベタベタする上に、実はその包み紙ごと食べるのが正解だったという、あのゼリーっぽい何か)を食べてみたの巻。


昔から母の実家の墓参りに行くたびに、お供え物の中でもレギュラーを張っていたこのお菓子、その名もゼリー!そのまんまだ!


四角くて大きくて透き通ってキラキラしてて、なんとも子供心をくすぐるビジュアルのこの『ゼリー』ですが、墓参りの度に目にしていたわりに、私自身、まともにこれを食べた記憶が一度もありません。どこで売ってるのかなあと漠然と気になりつつも、結局一度も食べることなくそのうち忘れていった謎のお菓子……それが!今!期せずして私の目の前に……!


まあ期せずしてっていうか、たまたまスーパーで見かけてうおお懐かしいー!墓参りのアレ売ってる!今ならもう自分で買える!食べられる!ってなって、自分で買ったんですけどね。思いっきり自発的に買ったんですけどね。


以下どうでもよすぎる感想。


食感:サクリと歯が通った直後にヌッと抵抗感が生まれ、その後じんねりとモッチャリ食感が襲ってくるが意外とあっさりと噛みきれるので想像していたよりずっとあっさり。

『透きとおるさわやか新・食・感』ということは、従来はもっとぬっとりした食べ心地だったのかもしれない。


味:ある程度想像はついていたが、甘い。香料と色のみでフレーバーを差別化しているため、それ以外は……というか正直味は全部一緒である。林檎果汁と砂糖の甘さ+各種香料。ぶどうとオレンジが一番さわやか系で食べやすい気がした。味は一緒なのに香料の力ってすごい。寒天の優しいあっさり具合がおなかにも優しいかもしれない。


総評:袋から個包装のゼリーを取り出すたびに、そしてそのフィルムを摘まんで開くたびに、指先が未曾有のベタつきに苛まれた。お出掛け先でみんなで気軽にシェアすることが非常に難しいお菓子だと感じた。ドライブ中の車の座席や電車の中などで『アメいる?』『ガムいる?』的なノリで『ゼリーいる?』とスマートに受け渡しができる人たちがいたらそれはおそらく輪廻を解脱した系聖人かそのお友達の聖人である。これをジャケットやパンツのポケットに詰め込まれた日には、ポケット内の清潔感が小さなタナトスを迎えること必至である。が、この昔ながら感の溢れるお味、嫌いじゃないぜ!

存分に手をベタつかせられる落ち着いた場所で、ゆっくり頂くのがベストだと思います。
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