軽軽しい日記 体重は重いが


第三章 いざ ゲジマユ一家へ 5
 2018.1.15 07:12

繭田 徳蔵 現れては 場の空気が変わって 明らかに 若い衆たちから 凄味のような殺気が消えたのだが

歓迎ムードの ゲジマユに 向かって 横転師匠

かぶりを振っては 「あのよ ちょっと こいつんことで 話があってよ 昔馴染みの話じゃあねえし 酒もいらねえしな まあ 聞いてくんねぇ」と 言い出せば

大木 太郎 や 剃刀 安の 表情が また 険しくなっては

「おい 隼の。お前何やらかしたんだぁ?」と 剃刀 安のどすのきいた声が 

横転師匠の後ろに控えていた 速水少年「おいら 別にやらかしたわけじゃないです」と小声で答え。

「おおょ 別に こいつがなんかやったわけじゃあねえんだ あのよ こいつを おいらに預けてもらえねえかな?」

「ん どういう意味だぁ タケオ」

「ゲジ徳 こいつのすばしっこさ それと 度胸とか 手先の器用さに惚れたってわけでよ こい




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