二章 大海魔(クラーゲン)出現 9
2018.11.18
04:08
そして三日ほど 会議がなされる中
ヒューズ老と古泉博士ら 新ボルテックス論者たちが
「あれには逆らっても無駄」と言いはじめて
反ボルテックス論者たちは「いや あれが本物のボルテックスだとはまだ決まった訳ではない たんなる自然現象の可能性だって」と反論
平行線を辿っている
そんな最中
三度び
大海魔(クラーゲン)出現の報が入り
いざ アースクルー出撃〜!
となるはずが いきなり 世界政府から ストップがかかってしまいました
「どう言うことです 我らがあれの正体をつかまねば 先には進めませんよ」と アースクルー本部長 ヒツジャーノン氏が世界政府へ問いただせば
「米国が世界政府を脱退して 今 あれに対して総攻撃をかけることになった」との説明
「馬鹿な 核の使用はできませんよ それでどうやって?」
「発生場所がまずい 米国の海域にほど近いバミューダトライアングルだ そこへ 今 米国の大西洋艦隊が向かっていると報告あった」
「我らもそこへ飛びます 」と 猪頭艦長が言えば
「これは世界政府の手を離れた案件になってしまった 彼らから要請がなくば 動けぬ」と 世界政府の軍人大臣バルテル氏が言えば
ボルテックス論者からは悲鳴 反ボルテックス論者からは 肯定(つまり試してみる価値はあると考えているようです)
もはや アースクルーの面々は 要請を待つしかなくなって
そして
バミューダ諸島を飲み込み始めた 大海魔(クラーゲン)に対して 米国太平洋艦隊 そして米国空軍が 戦闘開始となりました。
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