『あなた』という、やすらぎに包まれて

昨夜は頭痛がひどくて、
鎮痛剤を飲んでけんちゃんの帰りを待ってた。


毎日大学を出る時、
帰宅した時、
必ずメールをくれる。


どうやら後輩くんが卒論発表を控えていて、
その手伝いで夜中になったらしい。


薬が効いてきた私は眠くなって
途中から記憶がない。



朝起きたら
けんちゃんからのメールが何通か来てた。



彼は
私がこっそり飲み会にでも行ってると勘違いしていて、
少し嫌味を含んだ内容だった。


今朝のメールもそうだ。

勝手に勘違いしといて、
後でじっくり聞くから…的な。



は？
けんちゃんて、そんな人だったっけ？

なんだか、
夫だった人と変わんないなぁ…




売り言葉に買い言葉で、

『鎮痛剤飲んで寝てたけど、証拠もないので何を言っても言い訳ですね。
尿検査でもすればいいですか？』



挙げ句、

『けんちゃん嫌い。』


って送信した。





なんなのよ…