ラルクの
『Link』を一緒に口ずさみながら、
二人ともハイテンションのまま家へと向かった。
車の窓から空を見上げて Nさんに話しかけた。
『今日は月が出てないね(。・・)』
『ほんと? よしっ!』
前に星を見せてもらった場所に、
Nさんは車を停めた。
エンジンを止めてNさんが急かす。
『降りて。 早く早く!』
こういうところは、少年みたいなんだから…
『あっ!
また天の川だ〜(*^^*)』
『こうやって、
ボーッと見上げてると、時々流れ星が見えるんだよ。』
残念ながら流れ星は見られなかったけれど、
しばらくNさんに寄り添って、天の川を眺めてた。
このまま帰るのも勿体ないので、
しばらく車内でお喋りして、
時折抱き締められたり、
kissしたり。
『こうしてると、癒されるんだよな〜。
でも、そろそろ帰らなきゃね。』
『癒されてるのは、私の方だよ…』
Nさんの優しい声で、
我慢してたものが 堰を切って溢れ出した。
『な、 なに?
どうしたの?』
急に号泣し始めたから 彼はビックリしてたけど、
落ち着くまでギュッと抱き締めて背中をトントンしてくれた。
『ごめ…んなさ…ぃ 』
『何か あった?』
『お母さんがね……』
私が話せるようになるまで、
Nさんは静かに待っててくれた。