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スタートライン

今日は珍しく、両親と外でお寿司を食べてきた。
病院で半日ほどいたから母も疲れてるだろうと思って。



帰りに母に 東京土産を渡し、

『明日仕事終わったら、泊まりに行くからお願いね!』

『はーい(^^)』


母は笑顔で手を振りながら、
父はぶっきらぼうに
『気をつけて帰れよ。』

そう言って別れた。


私は再びお寿司屋さんに入り、
テイクアウトのお寿司を注文して

Nさんとの待ち合わせ場所へ車を走らせた。



仕事終わりでお腹ぺこぺこのNさんに
寿司折りを差し出し、

『何のネタが好きだったっけ?』


『オレ、何でも食うよ!

おっ! ウナギもいるじゃん(≧∇≦)』


ウナギが好物なのは知ってたから…
Nさんてば、 ウナギは後回し。



そして、
母の病気のことを話した。

彼は病気は治せないけれど、
静かに話を聞いてくれる。


私が弱気になってたら
元気を注入してくれる。



本当に、Nさんがいてくれてよかった。


病院で ドクターからの説明を聞きながら、
私が目にいっぱい涙を溜めていたことは、

向き合って座ってたドクターだけが知ってるんだと思う。





私のことは Nさんが支えてくれるから、

私はお母さんのことを支えるよ。


これから、
母と、私たち家族の闘病生活が始まる。





暗い話は これでおしまい(^^)





読んでくれて、 ありがと。


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