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ふたりじめ

今日は、
もしかしたらNさんと帰りの時間が同じくらいになるかな…


そう期待して、

『終わったよ!』 とラインを送ってから、
いつもの待ち合わせ場所に先に向かった。




すぐにNさんからも返事がきて


『会える?』

『もちろん!』



『疲れてないかな?』


『大丈夫よ!
私、一緒に流れ星が見たい(*^^*)』



いつもの河川敷で 星を見ることにした。





こんな極寒の夜に、それほど厚着してなかった私は
Nさんの車にあったブランケットを借りて背中にかけた。



『これも貸したげる。』


Nさんは、
自分の首からネックウォーマーを外して
私に被せてくれた。




『見えるかなぁ?

ふたご座流星群。』




『見つけたら、指差して教えて!』



『私がグズグズ指差す間に消えてるよ(^^;)』







『……あっっ!』


ひとつめの流れ星が見えた。




星は見たいけれど、
とにかく今夜は寒い(-ω-;)
もっと着込んでくればよかった。



ブルブル震えてると、

Nさんが後ろから抱きしめてくれた。



『これで、少しは違うだろ?

オレも、
こうしてるとお腹があったかい(*^^*)』




しばらくそうして空を見上げてた。




いつもなら、
ウォーキングしてる人もチラホラいる河川敷。


こんな寒さだから誰もいない。



星空を ふたりじめだね。





流れ星を5つぐらい見つけて、

寒さに耐えきれず車に飛び込んだ。




寒かったけど

今夜は
心がぽっかぽかです。
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