Nさんと会えたのは、
そろそろ日が傾くって頃だった。
『お腹すいてる?』
『お昼、ガッツリ食べちゃったから。』
『オレも実は、さっき食べたとこなんだ。
じゃ、風呂にでも行く?』
お風呂セットを持っていなかった私は、Nさんの予備のタオルを借りて、
温泉に行くことにした。
お風呂上がりがポカポカだったから、
ドライブスルーでシェイクを買って少しドライブをした。
いつも会ってる河川敷に車を止めてお喋りの時間。
『最近オリンピック見るから〜、この歌が耳から離れないんだよ(^^;)』
Nさんは、
オリンピックのテーマソングになってる
セカオワの曲を iPhoneから流した。
ふたりで頭を寄せ合って1曲聴いてから、
『やだ〜!
なんか中学生みたいじゃない?(^◇^;)』
『イヤホン片方ずつつけて聴く…みたいな?笑』
何だか青春してるオジさんとオバさん。
可笑しくて笑ってたら、ふと思い出した。
『Nさん!
うんこ漢字ドリルって知ってる?』
『なにそれ? うんこって…(^^;)』
『すっごい売れたんだって!
昨日会社で見て爆笑したのよ。
私、マスカラ取れるぐらい笑って〜(^◇^;)』
Nさんはさっそく検索した。
例文が一部載ってたから、
ふたりで音読して
お腹を抱えて笑った。
こんなので楽しめるなんて、きっと私たちの頭は小学1年生レベルだ( ̄∇ ̄)
『それにしても、
せっかくセカオワでしっとりした所に、
突然うんこかよ!(^◇^;)』
やっぱり私たち、
こうなっちゃうね。
でも、
楽しいからいっか…