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罰ゲーム

今日は、ちっとも音沙汰ないNさん。
私の送ったラインも既読にならない。

よっぽど忙しいのかと思ってたら、


『今、支店にいるよ(^^;)
まだ帰れそうにないから、先に帰ってて。』


そしてまた、途絶えた。



それならジムでも寄って帰ろう…

ジムの更衣室で着替えようとしたら、

『今から帰るね(*^^*)』 とNさん。


脱ぎかけた服を元に戻してジムを飛び出した。



帰り道にあるファミレスで待ち合わせ。


『なあに?
今日、研修だった?(。・・)』


『いや… それがさぁ…( ̄∇ ̄;)』


どうやらNさんは、
クレーマーからおかしなケチをつけられたらしく、支店に出頭したとか。


『クレーム?(;・д・) Nさんが?

何かの間違いじゃないの?』


Nさんの誠実な仕事ぶりは、
同じ会社で仕事してたからよく知ってる。
会社から表彰される、優秀な社員だ。
お客さんからの評判もいい。



『俺はちゃんと対応したつもりなんだけどね。 まぁ何か不愉快な思いさせちゃったんだろうね。』


言葉のたった一音でお客様の怒りに触れることもあるものね。
ましてやクレーマー。



『かわいそぅ(^^;)
で、罰ゲームだったの?』


『そう、罰ゲーム…だな。笑』



罰ゲームとして
上司との面談、慣れない仕事をさせられて
ちょっとお疲れ気味のNさん。



でも、
出頭したおかげでこうして一緒にご飯が食べられた(^^)



『ちょっとだけ、話していかない?』



Nさんに誘われて、
彼の助手席に乗り込んだ。


ご飯を食べながらいっぱい話をしたのに。



そろそろ帰ろうとした時、

Nさんが体を低くして意味深にニコッとしたから、
唇を重ねた。


おじさんのくせに、
カワイイことするわね。



今度から、
クレーマーと面倒くさい女性には気をつけて
(*^^*)







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