『雨女』と言われていつもイジられてるけれど、
おかげさまで
旅行中の3日間はこの上ない晴天に恵まれた。
2日目も、
昼間は暑いくらいによく晴れて、
少し歩くと汗ばむ。
『……ね!』
Nさんが話しかけてきた。
急に振り向いたから顔が近い。
『ぁ…、なあに?(^^;)』
『顔、赤いみたいだけど大丈夫?』
『ぅ、うん!
ちょっと暑くて(^0^;)』
本当は、
前の晩のことを思い出していた。
生理前だからか、
それとも、旅行という非日常の中で開放的になったのか…
Nさんが頑張り過ぎたのか。
前を歩く彼の背中を見つめながら、
『きっとNさん、
私に呆れてるだろうなぁ(´-ω-`)』
いつになく乱れてしまったことを思い出し、
恥ずかしくて反省してた。
そしたらNさんが振り向いたから、
きっと恥ずかしさで顔が赤かったんだと思う。
Nさんは、
いつもと変わらず優しくて
ジェントルマンだった。
今夜は、
大人しく寝よう…
反省したばかりだったのに、
今度『顔が赤い』と言われたら、
日焼けしちゃったと言おうか、
それとも チークの塗りすぎだと…