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お茶目なサンタクロース

ひと通りショッピングを済ませたら、

Nさんの手は買い物袋でいっぱいになった。



『私も持つよ!』


『大丈夫 大丈夫(^^)』



たくさんの袋を片手にまとめて持って、
片手は私のために空けてくれるNさん。



『他から見たら、

あのオバさん、彼にあんなに買わせて〜…

って思われるかな?(^^;)』




『かもね( ̄∇ ̄)』





Nさんの家の近くまで来ると、
しばらく車内でお喋り&イチャイチャ。笑



『明日に響くね。
そろそろ帰る?』




今夜は荷物がたくさんだ。



Nさんの買い物袋を後部座席から降ろし、

最後に、クリスマスプレゼントの袋を持って

『メリークリスマス!』



と、Nさんに渡した。




『ありがと!

ぁ、これ貸して。』



Nさんが私に買ってくれたプレゼントの袋を持ったまま、

彼は目の前から姿を消した。




…えっ?(;・д・)

どっか行っちゃった。






ポカンとしてたら、

車の陰から現れた。



『はい、メリークリスマス!』





『えーーーーっ!(^0^;)

そこから?』




Nさんが、
登場するところからの小芝居をするから、

お礼を言うのも忘れて爆笑した。




『ぁ、ありがとう(^0^;)』





私だけのサンタクロースに、


心からのkissをした。

プレゼントを探しに。


話題:デート



今日は
温泉に行く約束だったのに、


昨日からオバさんは
女の子に変身した。


ぁ〜…(´-ω-`)





昨夜の電話でNさんは、



『体、ツラかったら無理しなくていいからね。

朝起きて、調子悪かったら連絡して!』





朝、
ちょっとだけツラかったんだけど、

こんなのNさんに会ったら治るから。



いつも、
助手席で楽させてもらってるので、
今日は私が運転を買って出た。



毎日営業車で走り回って疲れてるだろうし、
私も運転でもした方が生理痛も忘れるからいい。




お隣りの県のショッピングモールに誘った。




これには企みがあって、

Nさんへのクリスマスプレゼントを探してるんだけれど、

結局コレといったものがなくて困っていた。




ウィンドウショッピングをしながら、
Nさんが欲しそうにしてるモノがあれば、
それをプレゼントにしようって…



特に当てもなく、
ブラブラ見てるだけでも楽しい。



『オレも、
服でも見てみようかな。』



メンズのショップを点々として、
ジャケットとダウンベストでNさんは悩み始めた。




私の計画通りだ( ̄∇ ̄)




『あのジャケット、カッコいいし買ったら?
で〜、ベストは私にプレゼントさせて!


ほら、両方ゲットできる(^^)』





結局、
お互いの気に入ったものをプレゼントし合うことになった。





Nさんがススめてくれたのが、
ダウンベスト。


『私、こういうの着たことがないわ(´・_・`)』



『これ、可愛いと思うよ。 着てみて!』




ぁ…    悪くない。








ダウンベストを着て、
ハイテンションで笑いながら温泉巡りをしてる

中年カップルがいたら、



それはきっと

Nさんとぷくぷくです( ̄∇ ̄)



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