Nさんの誕生日の翌朝、

ホテルのブッフェでお腹いっぱい食べて
身支度を整えようとしたら、


Nさんにベッドに誘われた。



チェックアウトまで1時間半。


生理中だし何をするでもないけれど、
ただ抱き締められていた。



『ちょっとこのままでいて。』



『Nさん
私、顔を塗るのに2時間くらいかかるのよ。笑』



『頑張って1時間で済ませて( ̄∇ ̄)』





チェックアウトをして、
そのまま こんぴらさんに出掛けた。


二人で初詣。




言い出しっぺは私なんだけれど、
ちょっと後悔(´-ω-`)




こんぴらさんは階段が 785段。


普段2階までしか上がらないのに、
いえ、2階ですらヒーヒー言ってるのに
785段て…




『やっぱり、他の所にする?』


Nさんは私に気を遣ってる。



『ううん、頑張る!』


Nさんと一緒に行きたいんだもん。




参道の下の方はお土産物屋さんが軒を連ね、
見るだけでも楽しい。


ソフトクリームやお煎餅の看板に誘われてフラフラしてると、


『はいはい、
お詣りしてからね!』


Nさんの指導が入る。




だんだん上に行くにしたがって、
ヘロヘロになってきた。



『ちょっ、 ちょっと休憩…(´д`)』



ヘタレの私にNさんは付き合ってくれる。

バッグまで持ってくれて、
座る所を探してくれたり…



Nさんは、
全然息があがっていない。



『Nさん、しんどくないの?(;・д・)』



『別に駆け上がってるわけじゃないからね。
これくらいイケるよ。』



Nさんに手を引いてもらって、

やっと785段。



自分でも、こんなヘタレだと思わなかった。
恥ずかしい(´-ω-`)






御守りを買いっこして、おみくじを引いた。




帰り道、

行きとは別人のように足取り軽く階段を下りる私を見て、
またNさんは笑ってる。



『下に行ったら
ソフトクリーム食べたい♪(∩´∀`∩)』




『はいはい、
何でも食べていいよ( ̄∇ ̄)』




ぬれおかきや、
ソフトクリームを食べながら参道を散策した。




『よし、
来年の初詣もこんぴらさんね。』



『えーーーっ!

おんぶしてくれるなら来る〜(≧∇≦)』





今年も、

ステキな1年になりそうだ。