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灰になって
塵となり
消えてしまえば
どんなに楽だろう

もし
もしも
私が先に逝ってしまったら

砕かれた骨は
総て溶かして
貴方の中へ

そしたら私は
永遠に貴方のモノ

貴方の中に存在できる。

冷たい手も
渇いた唇も
何の意味も
ないんだ。

結局は
最期には

砂の様に零れ落ちる
そんな物体なのだから




朔。

ルール


広い広い宇宙の中で
狭い狭い地球の隅で

聞こえてくるのは
無残な姿をした囚人の
心の叫び。

この平坦な世界で
上の空になってしっまったのは

頑丈なルールに縛られた兵士たち

何がいけないのか
何も駄目なのか

残酷なルールに縛られて
生きるには・・・

とても難しい世の中だ。



朔。

雨音


ぽつぽつと
ざーざーと
揺れる
そんな中
舞い踊るのは
靴を履いていない
あの時の私。

風に靡かれて
雨音に囁かれ

聞こえるのは
貴方の鼓動

見えるのは
貴方の濡れた影

私の視界は狭まり
もう、何も見えない

小さくなっていく雨音に
託した私の心は
貴方に届くのかな




朔。

ピアス


同じ時間を共有するには
同じ想いを手にするには
同じ感覚を味わうには・・

無理な話。

無駄な戯言。

なら、穴を開けましょう
傷を付けましょう。

痕を残しましょう。

同じところ

数ミリ違いもない。

同じ場所に開けた穴に
時間を加えても
その穴には適わない。

そして着飾って、
同じものをつけて

安堵しましょう。

誰にも分からない秘密を作って
穴に隠して
二人は共犯者。



朔。

繋がり

愛する人には
愛してる人が
居ました。

私は、繋がれた喜びでの
糠喜び。

でもね?
愛されなくも良いんだ。

愛して欲しいなんて
傲慢で
強欲で
滑稽で

私は
繋がれた鎖を
解く方法など知らない。

だから、
此の儘
貴方を愛する道を
選ぶのです。

それも繋がりの一つかな
って、思わせて。




朔。
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