ザカス最後の日。
ゆうべは悲しくて淋しくて、ついふざけた手紙を書いてしまった。
今日はカロヤンヤマザカスと四人でランチに行った。
最後の挨拶の時、涙で言葉にならないザカスを見てられなくて、
必死で上を向いて涙をこらえていた。

一人一人に謎の最中を配る姿にまた泣きそうになり、
自分のとこに来た時はまたまたふざけて必死に泣かないようにした。
それでも私が強がってるのはバレバレで、泣き出したザカスを目の当たりにしてもこらえた。

のに。

金曜日に、ザカスに似合うだろうと思って買ったピケのピンクのパジャマ。
夕方ザカスがピケの袋持ってて焦った。
誰かからも同じ物もらってるかもと思って焦った。
でも中身がちらっと見えた時、スリッパだったから『あぁパジャマにピッタリだ良かった☆』と思った。

帰り際、これは感謝の印に、とザカスが持ってきたのは…このスリッパだった。
これは誰かからもらったんじゃなく、私のために用意してた物だった。
たくさんの人がいる中で、凄く懐いてくれて仲良くしてくれて、
頼りない先生だったのに素直でまっすぐで凛としてついて来てくれた。
もうダメだった。
溢れる涙をこらえられず、倉庫に逃げ込んだのに、ザカスが追いかけてきてますます決壊…。
年下前にして泣くなんて情けない。
スリッパで泣くなんて。笑

ありがとう。
大好きでかわいい後輩だったよ。
スリッパは勿体なくて使えない。
『あんたが後輩をかわいがるなんてね!』
よく言われたこと。
もうザカス以上にかわいい後輩に出会えることなんてきっとない。
離れていてもかわいがるつもり(`・ω・´)