何気ない朝
何時もと変わらぬ風景
貴方と居た空間、どれも自然で暖かった。
「なぁ…別れへん?」
何時もの帰り道唐突に告げられた台詞に思わず言葉を失った…。
「最近、ちょお好きな子出来たねん。」
「別に景…跡部が嫌いになった訳やあらへんよ?」
続けられる言葉に泣きそうになる…言い掛けられた名前を名字に慌てた様に告げ直されれば、改めて「終わり」を感じた…。
悟られない様に涙は零さぬよう、息を小さく吐き捨て…視線を合わせた。
「バーカ、嫌いになってねえなら良いが、精々新しい奴と頑張れよ?今まで楽しかったぜ」
必死の笑顔、張りぼての仮面。
軽く手を振れば独りで帰路に戻った…。
欠片のプライドがぽつりと取れて溢れる涙。
愛してる…
届かぬと知っても告げずにはいられない、精一杯の心の叫び…流れる感情…。
足取り早く家に帰って泣き続けお前が照れた笑顔を浮かべてくれたペアリングを抱えながら…
今だけ、最期だからと貴方を想いながら…眠らせて。
------------------かなり突破的な為意味不明に…汗
初っ端からシリアス大好きな葎裟さん(笑)
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