「激情」「上意討ち」「恋文」等の11篇を収めた短編集です。


話題:池波正太郎


■激情
※発表された年は、1970年（昭和45年）です。


■上意討ち
※発表された年は、1968年（昭和43年）です。


■恋文
偽の恋文とは知らず男は待ち合わせの場所へ…
心ない“いたずら”がそれぞれの歯車を狂わす。
※発表された年は、1967年（昭和42年）です。


■刀傷
偽の恋文とは知らず女は待ち合わせの場所へ…
心ない“いたずら”がそれぞれの歯車を狂わす。
※発表された年は、1970年（昭和45年）です。


■雨の杖つき坂
※発表された年は、1971年（昭和46年）です。


■卜伝最後の旅
※発表された年は、1961年（昭和36年）です。


■剣友 渡辺昇
『近藤勇白書』でも書かれていた渡辺昇と近藤勇の関わりを渡辺側から書かれています。
※発表された年は、1967年（昭和42年）です。


■色
母親の何気ない一言「あの土方って人の彼女は、京都の、大きな経師屋の未亡人だったんだってねえ」からうまれた土方歳三を主人公にした作品です。
なにやら土方歳三の馬丁をしていた男の息子さんが池波さんの祖父と友人だったらしく、そこから聞いた話のようで・・・
こちらの作品は片岡千恵蔵出演で映画にもなっています。
※発表された年は、1961年（昭和36年）です。



■龍尾の剣
永倉新八を主人公にした作品になります。
池波さんの書く永倉さんは可愛くて可愛くて・・・そして、イイ男(*´ω｀*)ｖ
この短編をもとに長編『幕末新選組』になるのかな？
それにしても、土方さんが主人公の「色」は映像化しているのに、どうして「龍尾の剣」や『幕末新選組』は映像化してくれないんだろう(；н；`*
※発表された年は、1959年（昭和34年）です。


■疼痛二百両
※発表された年は、1970年（昭和45年）です。


■晩春の夕暮れに
※発表された年は、1972年（昭和47年）です。


どの作品も味わい深くて良かったです。
そのなかでも「恋文」「刀傷」「剣友‐渡辺昇」「色」「龍尾の剣」「疼痛二百両」が特にお気に入り♪




発表された年などの情報は『完本 池波正太郎大成』より…