沈黙を共有

0610 夢見醒


滲む淡い恋模様。
派手ではなかった。
楽しくもなかった。
キラキラなんてしてなかった。
汚くてドロドロしてて
でも、手を伸ばした。
好きで、
どうしようもなくて、
理屈じゃなくて、


だけど今は、
ここに立ててることを嬉しく思うよ。

知り過ぎちゃったんだよ、きっと。
君のこと、知り過ぎた。
だけどわたしは何も知らなくて。
沢山の矛盾。
許せるのもきっと友達だから。
ごめんね、もう好きではいられないの。
好き、だけど好き、じゃない。

なかったことには、出来ないや。
だけど笑うのは、
君が友達だから。
それ以上でもそれ以下でもないよ。

ごめんね、もう、
盲目的にはいられない。

特別が欲しかった。
誰かの特別が、
私の特別が欲しかった。






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