沈黙を共有

0410 春爛漫



どことなくそわそわした春の雰囲気が嫌い。



触れたいけど触れたくない。
このままでいいような、だめなような。



慣れない黒髪と甘い香り。
あの人が甘い匂いが好きって言うから、甘いパヒュームばかり目が行くの。
手が届かなくて嘘つきなあの人。

納得いかないことは沢山あるのだけど、別にもういいか、って許せる今の自分が好きだから、もういいや。いいや。

春の蝶の様にふらふら。
可愛がってくれる人を愛せずに、
冷たい人を追いかけてしまう。
口の端だけ上げる笑い方がすき。




ボディクリームとボディバター、スクラブにボディトリートメント。
自己愛。
ひたすら愛でて、柔らかくていい匂いのする女の子になるんだ。
今更欲しいなんて言ったって遅いんだからね?



虚しい夜も、痛い愛もやめにして
自分で自分を可愛がってやる。

わたしの価値なんて、どの程度かわかりきってるし、
高望みなんてしないから






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