羅乃さんは、すごくすごくよく分からない人間です。


羅乃さんは弱い人間です。
弱い、と自分で言ってるあたり、だめなんだよね。
人の弱さってのは、他人が決めることだと思うの。
羅乃さんのは、自分の弱さに酔ってるだけなんだよ。
分かってるの
でも、羅乃さんは弱い。
この弱さに、甘えてるの。

羅乃さんは泣き虫。
これは他人もよく知ってると、思う。
いや、家族しか知らないだろうか??
とにかく羅乃さんはよく泣く。
昔からよく泣く。泣いて泣いて、泣きまくった。
嬉しい事も、哀しい事も、辛い事の、悔しい事も
涙を流して表現した。

羅乃さんは、虐めにあった
きっと、それは他人から見て、羅乃さんがいい標的に見えたんだと思う。
他人からそう見られていしまっては仕方ない。
でも、辛くて辛くて、助けを求めて、手を伸ばしたの。
でも、助からなかった。助けてはくれなかった。
自分から、なんとかしようともせず、他人任せにしてた。

他人は信用してはならない。

小さい時からお父さんに言われていた。
だから、羅乃さんは心を許す存在を作ることを躊躇った。

だから羅乃さんは自分を偽った。
本物自分を他人が見つけてくれるまで、偽りの自分でいようと、
これは一種の賭けであり、一種のゲームである
自分にとって、自分を理解してくれる他人を見つけ出すための
でも、見つからなかった。
少し残念だったけど、まぁ、仕方ない。

次に、羅乃さんは自分を痛めつけることをした
虐めはなくならないし、家族への不満もあったし
愛してほしくて、羅乃さんも見ていてほしくて
勉強頑張っても、お父さんは姉とを見てた
だから、悔しくて、自分はだめな子だって思って
漫画で見た、”それ”を、実践してみた
病みつきになった。
だから羅乃さんの左腕と両足首、腿に鎖骨らへんは汚い
本当に汚い塊でしたかないこの体に、また嫌気がさして、痛くする
切って、殴って、噛んで、叩きつけて
そんなことを続けても、状況は何も変わらなかった
ストレスも限界を通り越し、体への異常として危険信号をだした

羅乃さんは食べることをやめた。
2週間以上、食べなかった。心配はされなかった。
病院にいった。父親には、めんどくさい奴というレッテルを貼ってもらった
次に過食嘔吐をすることを覚えた。
冷蔵庫の中身を漁り、いかにたくさん食べて嘔吐するかをいつも考えた。
コンビニで、過食嘔吐するために食品を買いあさった。
そのおかげで、体の外も内も汚いものになった。

男の人に対しての恐怖心が抜けず、男性恐怖症になった。
だから、私は女の子を恋愛対象にした。
愛してた。
それが、ただの繋がりだけの関係でも。
女を捨てようとした時期もあった。

これが羅乃さんである
こんな羅乃さんを変えるために、地元をでて、大学に進んだ。
自分を変えるために。



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