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30代/二次元/メンタル/お洒落
お仕事は今月末までで終了
03:45 2018/1/19
この場所だけがわたしの唯一プライベートを吐き出せるところだから、また赤裸々に書きます。

結論から言えば、勤め先が今月末で営業終了になりました。
専務から「来月働かせてあげられなくなるかも」と通達を受けたのは先週のこと。専務が、かも、と遠回しに言う時は、ほとんど確定です。

ですからわたしは「残念ですが、社長と専務のご判断ならそれが正しいと思います」と、お世話になったお礼を伝えました。ショックはショックでしたが、同時にほっとしている自分もいました。

うちの会社は社長が躁タイプで、とにかく思い付きの突発的な行動が止まらなくなっていたのです。

周囲の客観的意見を仰がずにどんどん新店舗を契約してしまう。だけどその時の気分でスタッフの首切りをしまくっているから、固定で入れる働き手がいない。結果、労働時間を大幅に増やす。またそれで人が辞める。残った人間にしわ寄せがいく。……。

とにかくその場その場の気分で行動してしまうので、たとえばうちがレストランを営業しているとしたら、翌日にはお店のなかにエステを作ってしまう、その翌日にはやっぱりやめた!釣り堀作ろう!となる、というくらい一貫性がなかったのですよね。

当然それらの思い付きを形にするためにはお金がかかりますから、毎回毎回10万円単位でつぎ込めば、どんなお金持ちでもお財布は寂しくなるでしょう。そしたら社長はお金を借りようとする。また人がいなくなる。

わたしたち社員は何度となく専務に相談しました。このままじゃ会社は潰れる、社長を止めてください、と。
だけど学生時代からの旧友である専務ですら、もう社長は止められない、もう俺も早朝から家に来られて振り回されすぎてしんどい、と精神的に疲弊していたのでした。

ですから、「ほっとした」のです。
ああもう、付き合わなくていいんだ。もうイライラしなくていいんだと。

わたしは振り回されながらも、それでも他の社員や先輩たちとなんとかモチベーションを上げられるよう努めていました。たとえば90年代の音楽を流してみんなで歌ったり、お店の内装をみずから手がけてインスタからの集客を増やしたり、たびたび飲み会や食事会を開いたり、こまめに内線で連絡をとりあったり。

なんとか楽しくやっていきたくて。

だけど、それに反して、社長は先月末にはもう仕事を辞めたくて辞めたくて仕方がないようでした。俺はこの仕事は好きじゃない、奥さんが稼いでくれるからいつ自営やめたっていいんだ、専業主夫になれるんだ、という内容をよく口にしていたのですよね。

その時点でわたしのなかには「何のために頑張ってるんだろう?」って疑問がわいて。
お仕事をいただけるよう営業に出て、現場で販売して、昔取った杵柄でホームページを作成して、ネットにリスティング広告を打って、来店状況をデータにまとめて、内装して……がんばりましょうよ、乗り切りましょうよ、って。

だけど社長は「ぶっちゃけ何しても意味ないじゃん。競馬してる方がよっぽどいい」と会社に来なくなり。

先月の仕事納めくらいにはもうわたしのやる気もだいぶ削がれていたのですよね。もちろん、頑張っている自分、に酔っているところは少なからずありました。それでも、なんでわたしたちだけこんなに頑張っているの?って気持ちはなくならなくて。

話を戻しますが専務から通達を受けた時「会社をたたむのは俺の判断じゃない」と言われました。

社長は競馬で大勝ちして、ものすごい大金を得たんです。タイムラインに馬券?の写真がありましたから、それはわたしも確認済みです。

仕事はつまらない。奥さんが外に出て稼いでくれる。ギャンブルが当たった。じゃあもう自営しなくていいや、と決断したのだそう。

誰かが会社を引き継ぐことはないとのこと。専務はあたらしく会社を別途でやるようだけど、立ち上げがうまくいくかはわからないから、安定したら声をかけるとも言っていました。それは話半分で聞きました。

自分が躁鬱タイプだからなんとも言えないのですけれど、やっぱり、症状が出ると迷惑がかかりますね。社長に病気の自覚はありません。自分を行動力のある天才、神さまだと思っています。

周囲は、奥さん含めてわかっている。だから奥さんも、パパはもう家の中にいてくれたらいいよと言っているようです。

さて、先の通達を受けてから、10日ほど休みが続きました。この間に諸々転職活動をはじめるべきだったのですが、わたしはなんにもできませんでした。ぷつんと糸が切れたようになりました。

ほとんど毎日ベッドに寝たきりで、床に脱ぎっぱなしの洋服や、テーブルの上に出しっ放しのメイク道具を見つめていました。会社都合で引っ越す予定だったから、その必要書類を眺めていました。契約を終える前でよかったな。

ふと、整形でもしようか…別にお金はいいや、いくらでも…と思い立ち、いまのお仕事で知り合った女医さんに連絡をして、美容外科へ行きました。

でも別に何をどうしたいというのはなかったのですよね。鼻を高くしてとか、目を大きくとか。もちろんそれは向こうも見抜いていて。
十中八九、自傷願望というか、破滅願望というか。自暴自棄になっていたのだと思います。

それで疲労回復のにんにく注射だけ打ちました。13000円くらい。
欲を言えば?プロの目から見ると、わたしはエラの筋肉にボトックスを打つと綺麗になるそうです。奥歯の噛み締めが強すぎて、筋肉が肥大してると言われました。ハウちゃんかなりストレスたまってるわね、それを外に出さないひとなんでしょって。

ビジネスだと割り切ればわたしみたいなお客なんてカモネギだっただろうに、そこは女医さんに感謝するしかありません。

わたしは元々が根暗でメンヘラ気質なので、いったん立ち止まるといよいよ廃人になってしまいます。
前からブログを読んでいる方なら知っているかな。また引きこもりになれば、もうつぎは戻れなくなるでしょう。ゴミ屋敷のなかで孤独死する自分の未来というのは、おおいに想像がつくのです。

だけど一昨年に社会復帰をして、去年から一人暮らしをはじめ、仕事の経験は思いのほか積むことができました。新しい人間関係も築くことができ、少しずつではありますが、仲間と呼べるひとたちも増えました。

たとえばよくブログに名前を出していたところでは中国人店長、茶髪パーマさんなどは、わたしのことを心底好いてくれます。いまの直属の先輩女性も、しょっちゅう飲み食べに行くような仕事仲間以上の関係ですし、お店の常連さんなどもそうです。

だから、まだもう少しがんばれるんじゃないかな?という期待があるのですよね。もう良い歳だけど、もしかしたらジンセイオワッテルってものかもだけど、でもそれでも、わたしってまだ、またここからリトライできるんじゃないかな?次のお仕事でも、うまくいくよね?大丈夫、うん、なんとかなるよ……、そんな風に言い聞かせたりね。

正直、怖くないといえば嘘になります。実家に戻って、短時間のパートでもしながら細々暮らせばきっとただの生活としては楽なのです。休みの日は布団を頭からかぶって目を閉じてしまえば、なにも考えなくてよかったもの。寂しくなったら布団の中で携帯の画面を眺めればよかったもの。

だけど、自立してひとりで頑張ってみると決めて遠くまで出てきたから、よっぽどのことがない限り帰るつもりはありません。やっぱり、ここで踏ん張ってみたい。

あと数時間したらひさしぶりの出社です。眠れそうにないけれど、がんばってきます。

2015年から読んでくれているあなた、どうもありがとう。せっかく店長としての活動を聞いてくれたのに、こんな現状でごめんなさい。でもあなたの励みになれたら、というか…あっハウができるのならわたしも希望を捨てなくていいかも、ってなるように、もう少しなんとか生きてみるから、ちょっとだけ待っていてください。

都合の良いひと扱いを心配してくれたあなたもありがとう。それはね、ん〜お互い様だったかな。

あとぺろくん、実はちゃっかり読んでるよ!いいなーって素直に思う。あなたの胸にあかりがともっていて、わたしも嬉しい。

話題:仕事、休みました。

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